症状が再現しない時の対応

このケースは間欠的に起きる症状、特定の設定を行った場合に起きる症状、被測定物に依存する症状、使用環境、通電時間経過によって起きる症状などを指します。

このような場合、推定した要因を取り除いたとしても修理が完了したことを確認できません。

 

サービスセンターでは、お客様が確認した症状が再現できない時、以下の考え・手順で取り組んでおります。

1. 診断開始後、お客様が確認した症状が再現できない場合は、すぐにお客様に現状をお伝えし、お客様が確認された状況を詳しくお聞きします。

2. この情報をもとに、故障症状を再現させるための提案を致します。 
  状況に応じて試験内容と作業日数を決めます。

  ● 恒温槽にて高温・低温試験

  ● 電源電圧変動試験

  ● 電源On-Off試験

  ● 機能試験や測定性能試験

  ● 振動試験 など
 

3. 2項の試験の結果をお客様に報告します。

お客様が確認した症状を合意した日数の間に再現できない場合は、お客様のダウンタイムを最小化できるよう、一旦修理品をお返しして、症状の再現についてお客様にご協力頂く場合があります。


4. お客様の側でその症状が再現した場合、サービスセンターにご連絡ください。

ご連絡いただいた内容から、お客様の所での確認が必要と判断した場合は、サービスセンターの技術者が訪問し、その症状および発生する条件を調査し、再度サービスセンターにて修理を実施致します。


何卒ご理解の上、ご協力頂けますようお願い致します。


お客様にお願いしたいこと

ご依頼時にできるだけ具体的な症状をお伝えください。