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AMDS 2007.6 -- ADSへのリンクの追加

AMDS内からADSのデザイン・キット(シミュレーション・ライブラリ)を作成できます。3次元電磁界デザインをADSの回路/システム・シミュレーション・セットにリンクできます。

AMDS 2007.6

上の例はADSのスケマティックの取込みで、携帯電話デザイン・キットのパレット(左)、スミス・チャート・ユーティリティ、および携帯電話と顔と手の3次元電磁界シミュレーションから得られたSパラメータ・セットを表すコンポーネントを示しています。

わかりやすいADSのデザイン・ガイドを使って、アンテナを実環境に適合させることができます。

多くのアンテナは、単独で設計されます。デバイス全体を組み立てた後では、アンテナの性能は低下します。実環境を回路シミュレータに取り込んで、スミス・チャート・ユーティリティやその他のわかりやすいデザイン・ガイドを使って整合回路を合成できます。

AMDS 2007.6

上の例では、BST(チタン酸バリウム・ストロンチウムと呼ばれる強誘電体材料)デバイスの容量値を、異なるDCバイアス電圧を印加することにより制御しています。ADSでは、最適化ルーチンを実行することで、与えられた周波数帯域内でのアンテナのS11値を最小化できます。人間が操作することでアンテナの性能が変化した場合(S11パラメータがピンクの曲線から青の曲線に移行)、最適化手順によってDC電圧がドライブされ、チューニング回路の容量値が変化します。これにより、アンテナを適応的に新しい動作条件に整合できます(赤の曲線で示すアダプティブに整合されたS11パラメータ)。

複数周波数のSARと遠方界を1回の時間掃引ですばやく比較できます。ランニングDFTの使用:

以前のリリースでは、遠方界とSARの計算には周波数ごとに完全な再シミュレーションが必要でした。AMDS 2007.6では、1回の時間掃引でこれらの値を計算できます。これにより、セットアップとシミュレーションの時間を大幅に短縮できます。

AMDS 2007.6

上の例は、複数の周波数のSAR(頭部吸収パワー)と遠方界を示します。下側は、デュアル・バンドGSMアンテナ・インピーダンスのスミス・チャート・プロットです。

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