ジッタ耐力測定用にディジタル確度を持つ校正済みジッタを注入
ジッタ注入用Signal Studioは、周期的ジッタとランダム・ジッタを正確に作成でき、E8267C PSGベクトル信号発生器から250 Kb/s~20 Gb/sのクロック・レートでこれら2つのジッタ・サブ成分が利用できるようになります。このソフトウェアは、E8267C PSGの高度なIQ変調機能を利用して、ディジタル確度の再現性を持つ校正済み相加性ジッタを提供します。この高度なIQ変調技術は、信号発生器の全周波数レンジで80 MHzの瞬時帯域幅を持っています。
代表的なアプリケーション
データ波形から抽出したクロック信号を使用してデータを受信または再生するには、通常高速ディジタル伝送システムおよびディジタルI/Oバスが必要です。一般にジッタと呼ばれるデータ・レートの変動は、クロック・リカバリやデータ再生プロセスを複雑にします。ジッタが存在する状態で高い性能を保証するために、コンポーネントやシステムを厳密なジッタ性能規格に準拠させる必要があります。ジッタ注入用Signal StudioソフトウェアとE8267Cは、CEI、XFP、XFI、UXPi、Fiber Channel、Gigabit Ethernet、PCI Express、シリアルATAなどの最新の規格に必要な正確なジッタを注入できます。
アップグレード方法
現在E8267C PSGをお持ちのお客様は、E8267CK-SP1を注文することにより、ジッタ注入用Signal Studioを追加できます。
- 定義済みのジッタ・タイプ : ITU-T G.8251-OC-48、OC-192、OC-768
- 周期ジッタ・タイプ : 正弦波、方形波、三角波、のこぎり波、指数、カスタム
- カスタム・ジッタ・レートおよび偏差 : 0.15 UI p-pで最大20 MHz
- ランダム・ジッタのセットアップ : 標準偏差のカスタマイズと1 x 10-6までノイズ・シードを減少。
- ランダム・ジッタと周期ジッタの組み合わせ : コンポジット・クロック信号を作成します。
- ランダム・ジッタを1x 10-12まで減少 : この仕様を達成するには2つのソースを混合します(詳細についてはKeysightにお尋ねください)。
- 波形ファイルの保存 : 自動テスト用に波形ファイルをPCに保存できます。
- 10BaseT LANおよびGPIBコネクティビティ