Keysight 5359Aは、非常に正確な遅延を低いジッタで用意するタイム・シンセサイザです。Td(遅延幅)とTw(パルス幅)の2つの遅延をキーボードで個別に設定できます。遅延範囲は、50 ps~160 msと広範囲です。
5359Aは、レーダー、LORAN、DMEおよびTACANなど、タイミングが命のシステムを校正するとき、オシロスコープに対して正確な遅延掃引トリガを用意し、周波数カウンタに対しては正確なタイミングの外部ゲート・トリガを用意します。正確な遅延時間が発生できますので、ディレイ・ラインなど、時間に関する性能の試験に極めて有用です。
自動校正: 簡単になされる直前の校正実行により、正確な遅延時間の発生が約束されます。校正は、温度およびエージング補正に関する5つのパラメータで、僅か3秒でなされます。
容易な操作: 時間幅、遅延、周波数、周期、ステップ・サイズなどの選択は、すべて簡単なボタン操作です。"step up"または"step down"を押し続けると、遅延や幅をステップ掃引することができます。
柔軟な出力: 正極性または負極性および正出力モードまたはその補完出力モードの選択ができます。
特 長
- 自動校正
- キーボードによるパルス・パラメータ入力
- 正または負極性、正またはその補完出力モード
- パルス振幅およびオフセット値の表示
- 内部トリガ・モード、外部トリガ・モード、イベント・モード、トリガ周波数モードなど、多彩な動作モードが多様なアプリケーションに対応
- 100 ps 以下と極めて低いジッタ