MIPI®(Mobile Industry Processor Interface)規格は、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、ハイブリッドデバイスなどのモバイルデバイスのデザインのための業界仕様を定義しています。MIPIインタフェースは、5GモバイルデバイスコネクテッドカーIoT(モノのインターネット)ソリューションで戦略的役割を果たします。MIPI規格では、3種類の固有の物理層(PHY)仕様が定義されています。すなわち、MIPI D-PHY®、M-PHY®、C-PHY®です。MIPI D-PHYおよびC-PHY物理層はカメラおよびディスプレイアプリケーションをサポートしますが、高性能のカメラ、メモリ、チップ間アプリケーションは、M-PHYレイヤー上でサポートされます。キーサイトは、MIPI規格に基づくすべての重要な測定パラメータをテストすることで、モバイルデバイスの性能を保証するためのお手伝いをします。

MIPI®のサービスマークとロゴマークはMIPI Alliance, Inc.が所有しています。キーサイト・テクノロジーによるこれらのマークの使用はライセンスに基づいて行われています。その他のサービスマークと商号は、それぞれの所有者が権利を有しています。


MIPIのデザインとシミュレーション

モバイルデバイスのデザインは、MIPI仕様に定義された進化するデータストレージ、データ転送、ディスプレイ、カメラ、メモリ、電力、およびその他の要件に対応する必要があります。顧客が求めているのは、高い性能、マルチメディアコンテンツのリアルタイムのストリーミング、機能豊富なアプリケーションです。デザイン段階で必要なすべてのパラメータをシミュレートしてテストすることにより、最初のプロトタイプ作成後のコストのかかる変更を避けることができます。

MIPIトランスミッターテスト

MIPIトランスミッターデバイスに対しては、伝送ラインの受信側の信号劣化の根本原因でないことを確認するための性能テストが必要です。MIPI D-PHY、M-PHY、C-PHYには、トランスミッターテストに関してそれぞれ固有の課題があります。実行するテストの数は数百種類に及ぶため、自動コンプライアンス・テスト・ソフトウェアを使えば時間を大幅に節約できます。キーサイトは、MIPIトランスミッターデバイスの高速で正確な性能テストにより、市場投入までの期間短縮をお手伝いします。

MIPIレシーバーテスト

MIPIレシーバーデバイスに対しては、入力信号のデジタル信号内容を正確に検出できることを確認するためのテストが必要です。伝送チャネルでの信号劣化を考慮するため、ワーストケースのストレス条件でテストすることが重要です。MIPIレシーバーの性能をテストするには、正確な高速テスト信号と、ビットエラー検出機能が必要です。自動コンプライアンス・テスト・ソフトウェアを使えば、デザインのすべての重要なパラメータを短時間でテストできます。キーサイトは、MIPIレシーバーデバイスの性能を効率的かつ徹底的にテストするためのお手伝いをします。

MIPIインピーダンス/リターンロス

マルチギガビットシステムでは、シグナルインテグリティーの問題を調べるために、アクティブデバイスのインピーダンスを正しく評価する必要があります。伝送測定では、デバイスの特性が電源オン状態と電源オフ状態で異なります。このため、実際の動作条件でのインピーダンス解析が必要になります。リンクに複数のインピーダンス不整合が存在する場合、多重反射が起こり、シグナルインテグリティーの劣化につながります。キーサイトは、高速で正確なインピーダンスおよびリターンロス測定を、タイムドメインと周波数ドメインの両方で実行することで、信頼性の高いシステム性能の実現をお手伝いします。

MIPIプロトコルテスト

プロトコル検証は、主にインタフェース層で行われます。MIPI仕様の物理層でサポートされるプロトコルには、CSI-2、DSI-1、DigRF、CSI-3、UFS、UniPro、SSIC、MPCIeなど、さまざまなものがあります。各プロトコルには固有の要件とテストが存在します。MIPI D-PHYとM-PHYのプロトコルに関しては、物理層とリンク層の間と、トランスポート層と上位のアプリケーション層の間にスタックが存在します。エラーがどこに存在するかを正しく判定するには、スタック内の観察ができることが望まれます。キーサイトは、モバイルデザインに対する広範囲で詳細な解析を実行するためのお手伝いをします。

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