D9010ASIO Infiniiumオフライン — アドバンスド・シグナル・インテグリティー・ソフトウェア（イコライゼーション、ディエンベディング、クロストーク、PAM-N）

フィードフォワード（FFE）、デシジョンフィードバック（DFE）、連続時間リニアイコライゼーション（CTLE）のエミュレーション

• DFE、FFE、CTLEの適切なモデリングが可能なアプリケーション
• FFEエミュレーションは、ハードウェアイコライゼーションを正確に表現します。
• DFEはアダプティブで、タップ値をカスタマイズすることができます。

InfiniiSim

• ケーブルやテストフィクスチャの損失などのチャネル効果を除去可能（一般に「ディエンベディング」と呼ばれる）
• モデル化されたシステムの任意の場所での波形を表示できます。
• 標準ケーブルモデルなどのチャネル効果を挿入できます。
• いくつかのチャネルエレメントを他のものと交換可能

クロストーク

• クロストーク解析アプリケーションが対応する課題
• ビクティムに影響を与えるクロストークのソースを特定します。
• 各アグレッサーがビクティムをどの程度混乱させているかを定量化します。
• 解析のために、ビクティム信号からクロストークの影響を除去します。
• victim+V26からクロストークを除去した場合、どの程度の設計マージンが回復するかを確認します。

高度な解析機能

• Infiniiumシリアル・データ・イコライゼーション・ソフトウェアによる、PAM4イコライザー（LFE、CTLE）
• Infiniiumオシロスコープ用InfiniiSim波形変換ツールセットによる、チャネルのエンベディング／ディエンベディング
• EZJIT 解析ソフトウェアによる、JP03パターンのジッタ／振幅解析

このアプリケーションの前提条件となるD9010BSEO Infiniium オフライン用の、高度シグナル・インテグリティ・テスト・パッケージのオプションです。 イコライゼーション、ディエンベッド、クロストーク、パワーインテグリティ、PAM-N解析ツールを備えたこのD9010ASIOバンドルでは、より深い洞察とシミュレーション機能を使うことができます。 Infiniiumオシロスコープで利用できるD9020ASIA、D9010POWA、D9010PAMA解析ツールに相当するものです。 より詳しいデータシートを表示

シリアル・データ・イコライゼーション

イコライゼーションは、今日のデジタルデザインで、重要なアプリケーションになっています。 高速化するデータレートと長くなるバックプレーンやインタコネクトの距離は、結果的に、レシーバでの信号の減衰を大きくします。 このため、レシーバでアイが閉じ、高度なデコーディングアルゴリズムでも、ハイまたはローの区別が困難になります。 Infiniiumシリアル・データ・イコライゼーション(SDE)ソフトウェアは、Infiniiumの低ノイズフロアとクロック・リカバリ・アルゴリズムを新しいイコライゼーションソフトウェアと組み合わせて、DFE、CTLEおよびFFEを正確に表現します。 オシロスコープとInfiniium SDEソフトウェアを使用するだけで、イコライゼーションとディエンベディングをモデリングできます。

InfiniiSim波形変換ツールセット

本アプリケーションは、デジタル・シリアル・リンクの任意の場所で波形を最もフレキシブルで正確にレンダリングする方法を提供。 システムモデリングにより、不要なチャネルエレメントの影響の除去、チャネルモデルを挿入して波形のシミュレート、物理的に不可能な場所の波形の表示、プローブやその他の回路エレメントの負荷の補正などを、リアルタイムオシロスコープ上で簡単に実行できます。

クロストーク解析

キーサイトは、クロストークの診断を支援するクロストーク解析アプリケーションを開発しました。 このアプリケーションは、クロストークの存在を検出して定量化するだけでなく、どのアグレッサが主なクロストーク源であるかも判断します。 ビクティムから実際にクロストークを除去し取り除くことでさらに一歩進むことができるので、元の波形とクリーンな波形を並べて視覚的に比較する機能があります。 「前」と「後」の波形は、オシロスコープのディスプレイで直接比較するか、リアルタイムのアイダイアグラムやジッタ解析などの他のオシロスコープ解析ツールの結果を比較することができます。 これにより、ユーザーはクロストークのさまざまな原因を軽減することにより、改善の期待値を直接定量化できます。

柔軟なPAM測定

データセンターのネットワーク帯域幅に対する需要が増え続けています。 パルス振幅変調(PAM)は、このようなニーズに対応できるマルチレベル信号フォーマットです。 100 Gからの移行は革新的でしたがNRZからPAM4への移行はさらに革新的で、デザイン／測定には多くの新たな問題が生じます。 D9010ASIOのキーサイトのPAM-N解析ソフトウェアは、IEEE 802.3bj Clause 94で定義されているPAM4電気信号を正確かつ迅速に特性評価できるようにデザインされていて、OIF-CEI-56GおよびIEEE 400Gなどの策定中の規格に概要が示されている将来のPAM測定ニーズにも対応できます。