ジッタ解析が提供できること
- ジッターヒストグラム、トレンド、スペクトルを作成するための自動セットアップウィザード
- 複数のアルゴリズム、パターン長、BERレベルによるRJ/DJ分離のための自動セットアップウィザード
- 複数のクロックリカバリー手法
- 校正によりオシロスコープからRJを除去
- 分離したRJ、PJ、DJ、DDJ、DCDおよびISIジッタのサブコンポーネントのコンポジット・ヒストグラムとグラフ
- 分離したTI、DDI、PI、ISIノイズのサブコンポーネントのコンポジット・ヒストグラムとグラフ
- スペクトルおよびノイズBERバスタブ
位相雑音解析が提供できること
- シングルサイドバンド(SSB)位相雑音の対数周波数対dBc/Hzでのプロット
- 2つのチャネルと相互相関を利用した広帯域測定ノイズの低減。
- 広帯域測定ノイズを低減し、差動クロックの位相雑音を測定。
- スペクトラム拡散変調されたクロックの位相雑音の指標。
- 相互相関のあるタイムインターバルエラー(TIE)測定における広帯域ノイズ(RJ)を低減。
- 位相雑音プロットについて2つの周波数間の積分ジッタの指標。
- InfiniiMaxプローブによる回路の位相雑音の指標。
高速デジタルデザインにおけるエッジ速度の高速化、データ有効ウィンドウの縮小化に伴い、ジッタの原因究明は非常に重要な要素になっています。 このジッタ解析ソフトウェアは、キーサイトのInfiniium 90000, V-, Z- または UXR-シリーズのオシロスコープとの併用により、デザインの信頼性を左右するジッタ成分を特定して定量化できます。 ジッタとリアルタイム信号との時間相関により、ジッタ成分の原因を突き止めることができます。 また、コンプライアンスビューと測定セットアップウィザードにより、RJ/DJの分離が自動で行え、業界規格テストに対応できます。
このソフトウェアは、エンベディッドクロック周波数やデータの繰り返しパターンをオシロスコープの入力部で自動検出し、パターンの遷移毎に全ジッタ(TJ)PDFに寄与するデータ依存ジッタ(DDJ)が計算されます。 また、スペクトルとテールフィットの両方のジッタ分離アルゴリズムが搭載されています。
波形はそれぞれ異なります。 そのため、複数のジッタ分離ソリューションによって、個々の波形に対してより良い答えが得られます。 新しいテールフィットアルゴリズムを使用して、非周期有界非相関ジッタを適切に識別し、測定することができ、これは特に波形がクロストークの影響を受けている場合に有用です。
位相雑音解析機能は、クロックソースの位相雑音を測定。 位相雑音の測定結果は、振幅単位がdBc/Hzの対数周波数プロットで表示されます。(1 Hzの帯域幅で正規化された搬送波からどの程度離れているかをデシベルで) 位相雑音は信号発生デバイスの最も重要な特性値の1つで、航空宇宙や防衛通信などのミッションクリティカルなアプリケーションにおいて、制限要因となることがあります。