Keysight 70910Aは、71209Aオプション001スペクトラム・アナライザ、および71910Aサーベイランス・レシーバ用のRFセクションで、100Hz-26.5GHzの帯域をカバーします。ダイオード・ペア・ミキシングにより変換損失が小さくなるので、スペクトラム・アナライザに対して基本波ミキシングを使用した場合と同等の感度を提供できます。感度は、(マイクロ波経路の)第1ミキサの前で内蔵のプリアンプを使用することによっても向上します。本セクションは、YIG同調フィルタ(YTF)に切り替え可能なバイパス経路を追加することにより、外来信号が問題とならない場合に極めて高感度の測定を行います。また本セクションによって、YTFを経由した場合の最小帯域幅が36MHz以上、ロー・バンド経路を経由した場合の最小帯域幅が45MHz以上となります。ミリ波測定に対しては、本セクションは、11974シリーズ・プリセレクト・ミキサなどの外部ミキサの接続に必要なスイッチング機能と信号を備えています。スイッチングされたLOはフロントパネルにルーティングされ、外部ミキサに接続されます。
- RFレンジ100Hz - 26.5GHz
- プリセレクタ・バイパスによる広帯域幅
- 11974シリーズなどの外部ミキサを使用可能
- 裏面パネルに3-6.6GHz LO、321.4MHzおよび21.4MHzのIF出力を装備