PXI測定器のプログラミングインタフェース | キーサイト

アプリケーションノート

はじめに

PXIベースの自動テストシステム(ATS)がエンジニアの関心を集めていますが、このようなテストシステムのアーキテクチャー/プログラミング手法はボックスベースのATSと大きく異なります。このアプリケーションノートでは、これらのシステムアーキテクチャー/プログラミングインタフェースの違いを説明します。これを理解すれば、アプリケーションに最適なプログラミングインタフェース(SCPIまたはダイレクト・アクセス・ドライバー)を選択してシステムインテグレーション作業を容易に行うことができます。

PXI自動テストシステムの課題

業界で使用されている大部分のシステムはボックス型測定器ベースのラック・アンド・スタック型のテストシステムですが、PXI/PXIeモジュール計測器ベースの自動テストシステム(ATS)を構築しようとするテストエンジニアが増加しています。最近ではRF/マイクロ波PXIモジュールが使用できるようになったので、この傾向がますます加速しています。

2つの要素がPXIベースのATSの急成長に寄与しています。1つはPXI測定器ではより高速な測定が可能なことです。これは、PCI/PCIeバスやますます高度になったCPU(中央処理装置)などの最新のPCテクノロジーを利用できるからです。PXIベースのATSが成長している2番目の理由は、小型でありながら業界標準のアーキテクチャー/インタフェースをフル装備していることです。このようなATSには柔軟性や拡張性といった利点があります。これは、MIMO/ビームフォーミングを採用している携帯電話や基地局などのマルチポートデバイスをテストするのに望まれているものです。さらに、コンパクトな形状により、製造に必要な占有面積の削減も可能で、軍事用のオンサイト保守/トラブルシューティングに必要なモビリティーも実現しています。

ボックス型測定器ベースのATSからPXIベースのATSに移行する場合に直面する問題の1つに、モジュール計測器のプログラミングがあります。今日まで、ボックス型測定器のプログラミングインタフェースのほとんどがSCPIでした。SCPIは、テストシステムに携わるすべてのエンジニアにとって比較的簡単で使いやすいものです。モジュール計測器の場合は、さまざまなプログラミングインタフェースを選択することができます。これにより柔軟性が向上する一方で、複雑さも増します。このアプリケーションノートの目的は、このような主要なプログラミングインタフェースについて解説し、それらの相違/長所/短所を示すことです。