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測定器を制御するプログラムを作成するために必要な準備作業
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ここでは、実際に、自動制御プログラムを作成する場合の作成の流れ、準備作業について、簡単にご説明をさせて頂きます。
[準備]
(1) 制御インターフェースの選択
PCから、任意のコマンドを測定器へ送る、測定器からPCへ返り値を返すため、PCと測定器を物理的に接続する必要があり、どの制御インターフェースを使うのか決めます。制御インターフェースとしては、GPIB、USB、LAN、RS232C、VXI、PXIなどがあります。
※ GPIB:PCと測定器を接続・通信するために設計されたインターフェース。
(2) プログラム言語の選択
PCから、任意のコマンドを測定器に送り、測定器からの返り値を受け取るには、プログラム言語を使ってプログラムを記述する必要があり、どの言語で構築するのか決めます。プログラム言語は、グラフィカル・プログラム言語(National Instruments社 Lab VIEWや、Keysight Technologies社 Keysight VEEなど)、テキスト系プログラム言語(Microsoft社 Visual BasicやExcel VBAなど)の大きく2種類に分類されます。
(3) 制御ライブラリの選択 (テキスト系プログラム言語のみ)
テキスト系プログラム言語で記述されたプログラムから測定器を制御する場合、プログラム上で、測定器制御のためのライブラリ(API)を呼び出す必要があります。これにより、プログラムから測定器にコマンドを送り、応答を受け取る事ができるようになります。Keysight社では、SICL(シックル)、VISA(ヴィサ)、VISA-COM(ヴィサコム)の3種類の制御ライブラリを主に提供しており、いずれを用いるのか決めます。
VISA:Virtual Instrument Software Architectureの略。VXIplug&play System Alliance という規格標準化団体が仕様化した規格を実装したもので、測定器の通信用の標準ライブラリを定義しています。
[作成]
(4) IO Libraries Suite のインストール
IO Libraries Suiteには、Keysight社製インターフェースのデバイスドライバ、制御ライブラリ、測定器との接続確認のためのユーティリティが含まれます。そのため、測定器とPCを接続する前に、IO Libraries Suiteをインストールします。
IO Libraries Suiteは、弊社サイトよりダウンロード可能です。https://www.keysight.com/find/iolib
(5) 測定器の接続と測定器アドレスの確認
IO Libraries Suite のインストール後に、測定器とPCをインターフェースで接続します。プログラムから、測定器を制御する際に、どの測定器を制御するのか、測定器アドレスで、指定する必要があります。測定器のアドレスは、USBの場合は、測定器に固有に割り振られており、LANはIPアドレス、GPIBはGPIBアドレスを元に決まるものです。測定器のアドレスは、Connection ExpertというIO Libraries Suiteに含まれるツールで、確認します。
(6) プログラムの作成
プログラム言語上で、制御プログラムを作成していきます。プログラムの作成の最初には、プログラムから測定器と通信を行う際に、必要な制御ライブラリを追加します。
測定器を制御する際は、測定器コマンドという「測定器に対する命令」を送り、制御を行います。コマンドは、その一つ一つが、測定器の動作、一つ一つを意味しています。例えば、"CONF:VOLT:DC"という測定器コマンドをデジタルマルチメーターに送れば、デジタルマルチメーターは、DC電圧測定モードになります。その次に、"READ?"という測定器コマンドを送れば、デジタルマルチメーターは、DCV測定を実施し、その測定値をプログラム側に返す動作を行います。このように、自分が行いたい事を、コマンドに置き換え、測定器に送っていきます。
以上が、測定器制御プログラムの作成の流れとなります。
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