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5G Channel Sounding, Reference Solution

802.11ax製造テストソリューションは、SISOから8x8 MIMOテストまで、必要な802.11axテストパラメータをフルサポートするソフトウェアを提供しています。N7617B 無線LAN用Signal Studioを使用して、ユーザーは、マルチユーザーOFDMA用の柔軟なリソースユニット(RU)構成、距離拡張PPDU用の長いOFDMシンボル、デュアルキャリア変調(DCM)を用いて、すべてのHE PPDUフォーマットの波形を作成できます。Y9077BではSignal Studioの無線LAN波形ファイルを無限に再生できます。解析ソフトウェアにより、シングル信号やマルチユーザー信号の自動復調が可能で、各ユーザーのRU割り当ての結果を表示できます。システムソフトウェアを利用すれば、統一されたユーザーインタフェースでソース/アナライザのパラメータを設定でき、MIMO測定のセットアップが容易になります。

M9421A VXTによってベクトル信号発生器とシグナル・アナライザが1つのPXIeモジュールに統合され、最大160 MHzの帯域幅で60 MHz~6 GHzの周波数に対応できます。1つのPXIeシャーシで最大4チャネルをサポートできるので、2つのシャーシを同期させて8x8 MIMOテストを実行することができます。VXTは、チップセット、パワーアンプ、無線LANデバイスの検証に必要な1024QAMの変調品質をテストする際の厳格な要件に適合するために必要なEVM性能を提供しています。

E6640A EXMはさらにお手頃なソリューションを提供しています。1つのシャーシで最大4つのTRXモジュールを使用でき、最大160 MHzの帯域幅で380 MHz~3.8 GHz/6 GHzをカバーできます。各モジュールは、ベクトル信号発生器とアナライザで構成され、2つの全2重ポートと2つの半2重ポート、または、4つの全2重ポートを備えています。

VXTとEXMの両方をさまざまなSignal StudioおよびXシリーズ アプリケーションと一緒に使用して、2G/3G/4GセルラーやBluetoothなどの無線テクノロジーをテストできます。同じハードウェアプラットフォームでマルチフォーマットデバイスのテストも可能です。

マルチデバイスまたはMIMOテスト

  • E6640A EXMでは1つのシャーシで4つのTRXモジュールを使用可能。または2つのシャーシで8つのM9421A VXTモジュールを使用可能
  • モジュールごとに独立したソース/アナライザを使用可能
  • EXMのマルチポートアダプター(MPA)テクノロジーにより最大32個のDUTを接続可能

必要な性能を選択可能

  • レシーバーEVM(80 MHz 802.11ax用、5.8 GHz):EXMでは-47 dB未満(代表値)、VXTでは-49 dB未満(公称値)
  • ソースEVM(80 MHz 802.11ax用、5.8 GHz):EXMでは-40 dB未満(代表値)、VXTでは-50 dB未満(公称値)
  • 最大出力パワー(CW):EXMでは+15 dBm、VXTでは+20 dBm

製造テスト用ソフトウェア

  • Y9077B 無線LAN測定/波形アプリケーションにより、N7617B 無線LAN用Signal Studioソフトウェアで作成した波形ファイルの再生と、802.11a/b/g/n/j/p/ac/ah/axフォーマットの変調解析が可能
  • ソフトウェアは、OFDMAやMU-MIMOを含むシングル/マルチユーザー802.11ax信号の作成/解析をダウンリンクとアップリンクの両方でサポート
  • ピーク、RMS EVM、IQ信号劣化、周波数エラーなど、ストリームごと、チャネルごとに詳細なMIMO測定結果を提供
  • システムソフトウェアにより、複雑なMIMO測定向けにソースとアナライザ両方の設定の簡素化が可能
  • 特定のチップセットメーカーのソフトウェアツールとの互換性を実現

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