自動化:
- N4903B JBERTビット・エラー・レート・テスタ用の統合型レシーバ・テスト校正自動化をオプションとして利用可能
- テスト・セットアップ・ウィザードにより、テストの選択、設定、接続、実行、結果レポートの手順をガイド
- 測定接続セットアップを表示
- オシロスコープ・セットアップを各テスト用に自動的に設定
- テスト結果レポートにテスト設定、実行された測定、合否ステータス、マージン解析、波形を記載
対応規格:
- PCI EXPRESS® 1.0、1.1、2.0、3.0のテスト
- SigTestを大幅に超えるさまざまな電気的テストを実行可能
- 1.0a、1.1、2.0解析用のSigTestと一貫性のある測定結果
- オプションのN5465A InfiniiSim波形変換ツールセットによる、テスト・フィクスチャとテスト・ケーブルのディエンベディングのサポート
要件:
- PCI-SIG®に準拠したテスト・フィクスチャ
- E2688Aシリアル・データ解析
- N5465A InfiniiSim波形変換ツールセット(オプション)
拡張性:
- N5467Aユーザ定義アプリケーション・ツール(www.keysight.co.jp/find/uda)を使用可能
- カスタム・テスト、設定可能な変数、接続手順の作成と統合
- MATLABスクリプトやデバイス・コントローラなどのラン・シーケンスへの外部アプリケーション・コールの挿入
- テスト・スイートで使用される追加の外部測定器の設定
Keysight Technologies N5393C PCI EXPRESS電気特性検証/コンプライアンス・ソフトウェアは、PCI EXPRESSのデザインを容易に検証/デバッグするためのソフトウェアです。このPCI EXPRESS電気テスト・ソフトウェアを使用すると、PCI EXPRESSの電気チェックリスト・テストを自動的に実行し、さまざまなレポート・フォーマットで結果を表示することができます。レポートには、測定データのほかに、どの程度のマージンでデバイスが各テストに合格/不合格になったかを示すマージン解析も含まれています。
N5393C PCI EXPRESS電気テスト・ソフトウェアには、トランスミッタが8 GT/sの場合にPCI Express 3.0 BASE仕様に準拠するかを検証するためのテストや新しい非相関ジッタ・テストが含まれています。また、指定されたディエンファシス・プリセットやアップデートされた基準クロック・テスト用に、ディエンファシス値やプリシュート値を計算することができます。
N5393C PCI EXPRESS電気テスト・ソフトウェアは、Qドメイン+デュアルDirac手法を利用して、PCI EXPRESS 2.0 Card Electromechanical仕様に準拠したジッタ分離を実現しています。これにより、Gen2測定は、PCI-SIGのスタンドアロンSigTestソフトウェアを使って実行した測定と完全に一致します。さらに、N5393Cは、Gen1測定用に、公式のPCI-SIG信号品質テスト手法("SigTest")アプリケーションで使用されたクロック・リカバリ手法をオプションで利用できるので、テスト結果のSigTestアプリケーションの結果との一貫性が得られます。また、PCI Express 3.0測定用に、以下のPCIe 3.0固有のパラメータ*を計算するための新しいアルゴリズムを搭載しています。
- TXユニット・インターバル
- フル・スイングTX電圧(TxEQなし)
- フル・スイングでのEIEOS中の最小スイング
- TX非相関全ジッタ
- TX非相関デターミニスティック・ジッタ
- TX非相関パルス幅ジッタ
- TXデターミニスティックDjDD非相関パルス幅ジッタ
- TX擬似パッケージ損失
- TXEQプリセット用のディエンファシスおよびプリシュート測定
- TX DCコモン・モード電圧
- TX ACコモン・モード電圧:4 GHz、300 KHz~500 MHz
- DCコモン・モード電圧のTX絶対値差
- LOおよびアイドル中のDCコモン・モード電圧のTX絶対値差
N5393C PCI EXPRESS電気性能検証/コンプライアンス・ソフトウェアは、PCIe 3.0測定のサポートに加え、新しいシリコン製のアドイン・カードやマザーボード・システム用のPCI EXPRESS 1.0a、1.1*、2.0電気仕様に準拠したさまざまな電気テストを、基本仕様のセクション4およびカード電気機械仕様のセクション4に記載されているように実行します。N5393Cには、PCI EXPRESS 2.0*用のテストも含まれ、Gen2 PCI EXPRESS測定用の最も正確で自動化されたテスト・ソフトウェアを提供します。N5393Cは、フル・スイング(800 mV)テストに加え、PCI EXPRESS Base Specification Revision 1.0の追補のPCI EXPRESS Architecture Mobile Graphics Low-Powerに準拠した低電力のハーフ・スイング・デバイス(400 mV)のテストもサポートしています。
N5393Cオプション004は、PCIe 3.0 BASEスペック受信テストに対するN4903B JBERTビット・エラー・レート・テスタと81150Aパルス/ファンクション/任意波形/ノイズ発生器の自動セットアップをサポートします。PCIe 3.0仕様に適合するには、PCIe 3.0に準拠したデバイスでレシーバ・イコライザを使用する必要があります。N5393Cオプション004をJBERT受信テスト機器およびアクセサリと一緒に使用すると、レシーバ・ストレス・テスト用にストレスを印加した電圧/ジッタ・テスト信号を作成するために、ジッタとノイズが混ざったものをセットアップする、高速で自動化された方法を実現できます。この自動化ツールを使用すると、時間のかかる手動セットアップが不要となるため、時間の経過によってテストの一貫性が失われる心配がありません。
N5393C PCI EXPRESS電気性能検証/コンプライアンス・ソフトウェアには、E2688A高速シリアル・データ解析ソフトウェア、PCI-SIG承認コンプライアンス・テスト・フィクスチャ(CBB2またはCLB2)のいずれか1つ、90000Aまたは90000 XシリーズInfiniiumオシロスコープ、少なくても2本のSMA/SMPケーブルまたはInfiniiMaxアクティブ差動プローブが必要です。いくつかの測定は、PCI-SIGコンプライアンス・テスト・フィクスチャでは実行できず、カスタム・テスト・フィクスチャの構築/入手が必要となります。
N5393C PCI EXPRESS電気性能検証/コンプライアンス・ソフトウェアは、Keysight Infiniium 90000シリーズ オシロスコープ(6 GHz以上で、オペレーティング・システムがリビジョン3.01以上)およびInfiniium 90000 Xシリーズ オシロスコープで使用できます。
*PCI Express 3.0 Base Specificationリビジョン1.0のセクション4.3.3に準拠して測定されるTX用のPCI Express 3.0測定
PCI-SIG®、PCIe®、PCI Express®は、PCI-SIGの登録商標およびサービス・マークです。