Genesys Match Synthesis

Genesys Matchは、Genesysで最も待ち望まれていたシンセシス機能の1つです。これを使用すれば、ほぼあらゆるRF/マイクロ波コンポーネント/テスト・アプリケーションで、インピーダンス整合回路のデザインという退屈で時間のかかる作業を簡単に実行できるようになります。内蔵された包括的なシンセシス/演算アルゴリズムにより、シングル/マルチステージ・アプリケーション向けの困難なインピーダンス整合回路を作成できます。特に、難しいインピーダンス整合、周波数依存負荷、双方向デバイス、広い帯域幅にわたる整合を、集中定数/分布定数コンポーネントを使用して実現するのに便利です。あらゆるスキル・レベルのRFエンジニア/技術者の生産性を向上させます。

スミス・チャートを使用しているなら、Genesys Matchをお勧めします

すべてはスミス・チャートから始まります。スミス チャートにプロットされた反射係数は、パワー伝送に関する情報を伝えてくれるので、RF業界では最もよく用いられる測定です。インピーダンス整合の役割は、反射を最小化することによりパワー伝送を最大にし、最高のシステム性能を得ることです。したがって、インピーダンス整合回路の作成は、RFエンジニアに取って最も取り組む機会が多い作業です。スミス・チャートを使用しているRFデザイナなら、経験やスキルのレベルに関わりなく、Genesys Matchの恩恵を受けられます。

Genesys Matchは、必携の生産性向上ツールです

Genesys Matchでは、周波数依存デバイスの入力仕様とそのデバイスの両端での周波数依存複素終端からスタートします。デバイスは、生のSパラメータ・ファイル、バイアス回路とフィードバックのある安定化された非線形デバイス、または複素Genesysサブ回路のいずれかです。終端は、複素周波数依存Sパラメータ・データ、9種類のRLCXの組み合わせの内の1つ、または単に50 Ωの中から選択できます。Genesys Matchは、終端やデバイス間の整合回路それぞれに、8種類の集中定数トポロジーまたは分散定数トポロジーの内の1つをシンセシスし、指定した周波数範囲にわたって最良のパワー伝送を実現します。

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この強力なシンセシス機能は、次のGenesysバンドルで使用できます。

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