89601A

54850シリーズInfiniiumオシロスコープでさらに有益な測定が可能です。全チャネル20Gサンプリング/s、6GHz帯域幅(リアルタイム)を始めとする高性能オシロスコープのすべての特長と、Keysight 89601Aベクトル信号解析ソフトウェアとを組み合わせて、RF信号のFFTスペクトラム解析、復調、解析が可能です。

FFTベースのスペクトラム解析
89601Aは、54850シリーズ・オシロスコープを使用して測定できるあらゆる信号に対して、FFT機能を提供します。FFTツールには、可変ブロック・サイズ(51から102,401サンプル)、ウィンドウ関数の選択、102,401サンプルを超えるファイル扱うためのオーバラップおよび非オーバラップ処理機能があります。信号の位相と振幅を、選択した単位(ボルト、dB、度)マーカとともに表示することもできます。

FFTベースのスペクトラム解析は、従来の掃引解析に比べて、周波数分解能が高く(分解能帯域幅が狭く)、優れた機能を備えています。柔軟な分解能帯域幅により、掃引型アナライザで必要な1-3-5の選択シーケンスではなく、任意のRBWを設定できます。タイム・ゲーティング機能を使用して、ユーザが設定した2つのマーカ間の時間波形のみを解析することもできます。この機能は、データ・ペイロードとともにプリアンブルやミッドアンブルを含む通信信号を解析する際に特に有用です。スペクトログラムの表示をアクティブにすると、信号の同調やドリフトの時間変化や、スポット周波数ホッピング信号およびこの信号が乗っている周波数をモニタできます。

89601A

柔軟な変調解析機能
大多数の復調パッケージは、特定の信号、多くの場合GSMやWCDMAのような無線通信信号に対してのみ機能します。89601ソフトウェアは、この機能に加え、汎用の復調機能や解析機能を備えています。復調オプション(オプションAYA)は、中心周波数、シンボル・レート(帯域幅)、フィルタ・タイプ、フィルタ形状(α)のすべてについてプログラマブルな24種類の復調器を備えています。これらのツールを使用して、帯域幅の非常に広い衛星通信を復調/解析することができます。EVM、MER、IQオフセット、周波数オフセット、振幅誤差、位相誤差、rhoなどの測定も可能です。また、チャープ・レーダ・バーストを捕捉しチャープ・リニアリティを測定することもできます。54850と89601Aを組み合わせることにより、これらの測定や解析はもとより、さらに多くのことを行うことができます。

タイム・ドメイン測定
この機能を使用するとFFTや復調測定のセットアップを容易に行えます。この機能を使ってトリガ・ポイントを設定することにより、解析する信号の対象領域を選択することができます。

89601Aソフトウェアは外部PCまたは54850シリーズ・オシロスコープ内で動作します。また89601Aソフトウェアの詳細なオンライン・ヘルプ・テキストを利用できます。