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周波数カウンタによる高速測定
最新の周波数カウンタでは1秒間に数百回の測定を行い、時間変動信号を評価することができます。しかし、周波数カウンタは、安定した信号や緩やかに変化する信号を測定するように最適化されています。また、複数の測定の平均値ではなく、単一の測定値を求める方が正確な測定が行えます。以下に、高速測定用に周波数カウンタをセットアップする手順を示します。以下のサンプル・プログラムはSCPIコマンドを使用したもので、Keysight 53131A、53132A、53181A周波数カウンタで使用できます。
ヒント1:カウンタを既知の状態に設定します。
リセット・コマンドを送信した後、測定器がレディ状態に戻るまでは、どのコマンドも送信しないでください。多くの場合、1秒間のウエイトまたは遅延を追加すると、測定器をレディ状態に戻ります。リセット中に送信されたコマンドは失われます。
*RST ‘周波数カウンタをリセットし、
‘周波数カウンタとインタフェースをクリアします
*CLS ‘エラーとステータス・レジスタをクリアします
*SRE 0 ‘サービス・リクエスト・イネーブル・レジスタをクリアします
*ESE 0 ‘イベント・ステータス・イネーブル・レジスタをクリアしま
‘イネーブル・レジスタとトランジション・フィルタをプリセットします
:STATus:PRESet
ヒント2:出力フォーマットを使用するデータ・タイプに設定。
これにより、ポスト・プロセッシング中に測定器がデータを異なるフォーマットに変換する際の遅延を防ぐことができます。
:FORMAT ASCII ‘データをASCIIフォーマットに設定
ヒント3:全てのポスト・プロセッシング/印刷動作をオフします。
これらの機能をオフした場合、プロセッサはコンピュータとリソースを送受信するためにのみ動作し、ディスプレイの更新などの外部割り込みには応答しません。
:CALC:MATH:STATE OFF
:CALC2:LIM:STATE OFF
:CALC3:AVER:STATE OFF
:HCOPY:CONT OFF
:ROSC:SOUR INT
:ROSC:EXT:CHECK OFF
‘自動補間器校正をオフします
:DIAG:CAL:INT:AUTO OFF
‘ディスプレイをオフします
:DISP:ENABLE OFF
ヒント4:カウンタに予想される測定周波数を設定します。
53131A、53132A、53181Aは測定する周波数を基づいて設定を最適化する機能を備えています。高速測定を行うために、"FREQ:EXP1.<value>"コマンドを使用して予想される測定周波数を設定します。ただし、実際の測定値は、コマンドで設定した値の10%以内となる必要があります。
:FUNC "FREQ 1" ‘周波数の測定
:FREQ:EXP1 10000000 ‘想定される周波数の設定
ヒント5:トリガ・レベルを設定します。
コマンドで設定したレベルを越えると、入力信号がトリガ条件を満たします。トリガ・レベルを、最大スルー・レートで信号が横切るように設定します。入力信号が最高のレートで変化して、トリガ条件を満たすまでにかかる時間が短くなります。正弦波または方形波は、ゼロ交差で最大スルー・レートとなります(オフセットを0Vと仮定した場合)。
:EVENT1:LEVEL 0 ‘Set trigger level to 0V
ヒント6:即時読み取りを行うためにトリガを設定します。
デュアル・レベル・トリガを使用する場合は、測定が行われる前に両方のトリガ条件を満たす必要があります。53131A、53132A、53181Aでは、トリガ・アーム条件を即時に設定するとトリガの最初のレベルが満たされます。"*DDT #15FETC?"コマンドによって、測定値を要求するトリガ・イベントを設定することもできます。このトリガ条件を使用することにより、バス・トリガまたは各測定値を要求するFETCH?コマンドを送信しなくて済みます。
*DDT #15FETC? ‘バスを伝送するバイト数を減らします
‘Immediate Arming{‘イミーディエット・アーミング}
:FREQ:ARM:STAR:SOUR IMM
:FREQ:ARM:STOP:SOUR TIM
また、カウンタを高速測定用にセットアップするVisual Basicプログラムをダウンロードできます。このVisual Basicプログラムは複数のタイプのトリガを使用して、各トリガ・モードに対して可能な限り高速に動作するようにカウンタを設定します。高速測定には、スタートおよびストップ・トリガをIMMEDIATEに設定するオプションを選択します。