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多くのファンクション/任意波形発生器は、指定したスタート周波数から指定したストップ周波数へとスムーズに変化する掃引機能を備えています。通常はリニア掃引またはログ掃引が行われ、ストップ周波数はスタート周波数よりも高くなるか低くなるように設定され、その設定によって掃引方向が変わります。

しかし、アプリケーションによっては種々の周波数掃引が必要となるものがあります。よくあるニーズの1つにステップ掃引があります。スタート周波数から、設定した分だけ周波数がステップ状に増えていき、ストップ周波数に達すると掃引が終了します。ステップ状掃引やより複雑なパターン掃引は、波数変調を使用して作成できるものもあります。

リニア掃引はランプ波形による周波数変調と考えることができます。ストップ周波数がスタート周波数よりも高い場合は、正のランプ波形が使用されます。逆の場合は、負のランプ波形が使用されます。周波数変調では、スタート周波数やストップ周波数ではなく、搬送波の周波数(中心)と偏移を使用するため、掃引パラメータと変調パラメータ間での「変換」がいつくか必要となります。

最初に、波形の形状、振幅、オフセットを選択して、掃引の対象とする基本波形を設定します。次に、波形の周波数として搬送波周波数を入力します。

搬送波(中心) = (スタート周波数 + ストップ周波数) / 2

周波数変調をオンし、信号源を内部(外部ではなく)に設定してください。偏移によってスタート周波数とストップ周波数を設定します:

偏移 = |スタート周波数 - ストップ周波数| / 2

変調周波数は掃引レートと等しくなります。

変調周波数 = 1/ 掃引時間

ここで掃引のタイプを選択してください。上向きのリニア掃引は正のランプ波形です。下向きのリニア掃引は負のランプ波形です。三角波形は周波数を、両方の方向にランプさせます。上向きログ掃引は指数関数になります。

発生器の任意波形機能を使用すると、より多くの掃引が可能になります。各周波数の数に等しいステップ数のある階段波形を使用すると、ステップ掃引を作成できます。

Figure 1

図1に示す任意波形を使用して、ステップ掃引を作成できます。この波形を使用すると、スタート周波数からストップ周波数まで9つの異なる周波数を出力することができます。各ステップ幅の調整により、各周波数の相対的な待ち時間(持続時間)を変更できます。各ステップの高さを調整して、出力する周波数を変更できます。パターン掃引は、各ステップの持続時間と周波数を個別に調整することにより作成できます。パターン掃引を作成する例として楽曲の作成があります。詳細はテクニカル・ノートをご覧ください: 周波数変調を使用した楽曲の作成