- スタンドアロン・データフロー・シミュレーション・エンジンの追加により、WindowsやLinuxでの検証や並列コンピューティング高速化できます
- ユーザー定義のアルゴリズム(C++、.m)、SystemVueシミュレーションプリミティブ、アドオンライブラリを含めることができます
- W1461 SystemVueのGUI、W1712 SystemVue分散コンピューティングから、またはAPIを使用して外部プログラムで呼び出すことができます
W1711EP/ET SystemVue Engine(SVE)は、スケーラブルなスタンドアロン・データフロー・シミュレータで、SystemVue環境に追加することにより、無線通信や航空宇宙/防衛分野のシステム設計/システム検証用のシミュレーション機能を拡張することができます。Windowsの各W1461BP/BT SystemVue環境にはすでに、内蔵SystemVue Engineが組み込まれています。W1711 SystemVue Engineを追加することにより、さらに多くのシミュレーションを同時に実行できます。また、Linuxサーバー上での分散コンピューティングも可能です。さらに、APIを使用して他ツールとの連続実行にも柔軟に対応できます。
W1711 SystemVue Engineを使用する理由
W1711 SystemVue Engineは、さまざまな通信物理層ベースバンド検証リファレンスライブラリをソフトウェアに統合したい場合に最適なツールです。SystemVue Engineを直接(SystemVueユーザーインタフェースを使用せずに)統合することにより、W1905 レーダー・モデル・ライブラリなどのKeysightリファレンスライブラリやアプリケーションサンプルを活用して、テスト手順の自動化し、無線プラットフォームへの信号処理の追加、フェージングの含む環境シナリオの実行などを可能にします。
ソフトウェアインテグレーターは、以下のSystemVue Engineの特性を活用することができます。
- コマンドライン実行:SystemVue Engineは、開発したワークスペースのシミュレーション結果を解析するために、コマンドプロンプトで実行できます。この機能を使用することにより、SVEのインテグレーションエンジニアは、プログラミングを開始する前にワークスペースを簡単に検証できます。
ヒント:SVEのUsage構文を取得するには、SystemVue Engineをコマンドプロンプトから引数なしで実行します。
C:\Program Files\SystemVue2013.08\Bin>systemmvueengine
Usage: SystemVueEngine []
[--output ] [--logpath ] [--exportHDF5 ]
[--libpaths ...]
- Linux/Windowsオペレーティングシステム:SystemVue Engineは、WindowsとLinuxの両方のオペレーティングシステムをサポートしているので、最新のITインフラでコストパフォーマンスの高いセキュアな性能を実現できます。
- パラレル/コンカレントエンジン:追加のシミュレータライセンスにより、複数のSystemVue Engineが同時に異なるパラメータセットを使用して掃引することができます。W1712 SystemVue分散コンピューティングにより、Linux LSFサーバーファームで最大8つのインスタンスを実行できますが、W1711 SystemVue Engineを追加するだけで、Windowsの構成をシンプルにして、独立したシミュレーションインスタンスを使用してマルチコア/マルチスレッドPCを活用することができます。
階層型プログラミングアーキテクチャー
SystemVue Engineインフラとそのアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)により、SystemVueのデータ・フロー・テクノロジーをプログラムに簡単に組み込むことができます。このプログラミングインフラは、クラス階層、構造体、共用体、インタフェース、SVEの統合に関する記述を提供します。
APIの主要部分はSVEClient名前空間内に記述されます。また、次のようなプログラマーの作業を容易にするクラスがあります。
- セッションの作成/終了:セッションは、複数のインスタンスで使用できる変数で情報を記録する方法です。SVEセッションオブジェクトは、ワークスペースを開く前に作成し、シミュレーション実行後に終了することができます。
- ワークスペースの調査:これにより、ワークスペース内で定義されているさまざまな解析、解析が対応付けられているデザインの上位レベルのパラメータ、入力/出力コ・シミュレーション・インタフェース・ポートを見つけることができます。
- コ・シミュレーションのセットアップ/実行:上位レベルのパラメータの設定および実行/解析機能は、これらのクラスを使用して実行することができます。
分散コンピューティングのサポート
マルチコアシステムやクラスターの普及により、SVEで並列コンピューティングがサポートされるようになりました。SystemVueスタンドアロン・シミュレーション・エンジンは、自身のジョブを実行するプロセッサと処理タスクの間の依存性を排除して純粋な同時シミュレーションを可能にする分散シミュレーション機能のコア部分です。分散シミュレーションの従来の用途はパラメータ掃引です。各掃引ポイントでのシミュレーションが他の掃引ポイントでのシミュレーションと無関係な場合は、バッチモードでコマンドラインスクリプト機能を使用して、マシン間で掃引ポイントを分割することができます。
分散コンピューティングのオプションの詳細については、W1712 SystemVue分散コンピューティング8パックをご覧ください。
W1711 SystemVue Engineを評価するには?
構成
1711 SystemVue Engineは、任意のSystemVue環境または以下のバンドルに追加できます。追加ライブラリも起動する場合は、当該ライブラリの追加ライセンスも検討する必要があります。
ネットワークライセンスのW1711は通常、W1712 分散コンピューティング8パックと組み合わせて使用します。ネットワークライセンスを利用することで、ユーザーのローカルマシンはシミュレーションのローディングから完全に切り離され、ローカルのWindowsでシミュレーションを続行することができます。