何をお探しですか?
変調精度(EVM)
定義
EVMはエラー・ベクトルの実効値(RMS)であり、理想信号の平均電力の平方根のパーセントとして表されます。エラー・ベクトルはシンボル検出位置におけるベクトルの大きさです。これはI/Q実測信号の複素振幅とI/Q基準信号の複素振幅を結びつけるもので、次のように計算します(下の図を参照)。
規格

- IEEE Std 802.11b-1999 16 September 1999 Paragraph 18.4.7.8 Transmit modulation accuracy
- IEEE Std 802.11a-1999 16 September 1999 Paragraph 17.3.9.7 Transmit modulation accuracy test
- ANSI/IEEE Std. 802.11 First Edition 1999-00-00 Paragraph 15.4.7.9 Transmit modulation accuracy
測定のヒント
89600(または89600とPSA/ESAの組み合わせ)の代わりにディジタイジング・オシロスコープを使う場合には、測定上のトレードオフがあります。カタログ番号5988-4096JA「Infiniiumオシロスコープ/89601Aベクトル・シグナル・アナライザ・ソフトウェア パフォーマンス・ガイド」を読まれることをお勧めします。このアプリケーションノートでは、89601Aソフトウェアのフロントエンドとしてオシロスコープを使用する場合の利点とトレードオフについて解説しています。
注: 89600では、EVMはシンボル時間(シンボルを検出したときの時間)でのみ計算されます。シンボル間のポイントは計算に含まれません。したがって、ポイント/シンボルの設定は値に影響しません。
テスト・ツール
EVMは、測定信号を理想的な基準信号と比較してエラー・ベクトルを求めることにより計算します。89601Aソフトウェアは計算結果を%および対数値(dB)で表示します。また、802.11bが規定する正規化したEVM値によっても表示できます。
89600シリーズ・ベクトル・シグナル・アナライザはスタンドアローンで、ESA-EおよびPSAシリーズ・スペクトラム・アナライザとともに、または一部のInfiniiumオシロスコープとともに使用できます。ESA/PSAシリーズ・スペクトラム・アナライザは、89600(スペシャル・オプション付き)用ダウンコンバートのフロントエンドとして使用できます。これにより、ベクトル信号解析が50GHzまで拡張されます。または、89600ハードウェアはスタンドアローンとしての使用も可能です。これにより6GHzまでのベクトル信号解析をIQ/IF/RF測定で可能になります。
IQ/IF/RF入力に対して、Infiniiumオシロスコープをフロントエンドとして使用することも可能です。この場合は、Infiniiumはディジタイザとして働き、最高6GHzという情報帯域幅を処理できるようになります。新しいInfiniiumオシロスコープでは、オペレーティング・システムに89601Aソフトウェアを直接にインストールできます。これにより、ワンボックス測定ソリューションとなります。
デザインと解析には、Keysight ADSソフトウェアおよび89601Aソフトウェアが最適です。デザインが完成すれば、シミュレーションを行って、その結果を89601Aソフトウェアと直接にリンクして解析できます。
関連する測定
- アイ・ダイアグラム
- コンスタレーション