USB Type-C™ トランスミッター/レシーバーテストの問題への対処方法 | キーサイト

アプリケーションノート

この測定のヒントは、USB Type-Cのデザインとテストに関する問題と解決策に関してさまざまな観点から説明する5つのドキュメントのシリーズの中の1つです。シリーズ全体では以下のトピックスを扱っています。

  • ケーブルとコネクタ
  • 電力供給
  • 送信/受信
  • シミュレーションと測定の相関
  • オルタネート(ALT)モード(DisplayPort、Thunderbolt、MHL)

概要

USB Type-C™は、新しいコンピューターやデバイスの小型化/薄型化、データ伝送の高速化、より大きなパワーへの対応、柔軟性の向上への要求に応えるために設計された画期的な規格です。USB Type-Cで改良された領域には、デバイス間の接続、パワーの管理、有効なデータ伝送の保証などがあります。USB Type-Cには以下の特長があります。

  • 動的なパワーとUSB2.0および他のプロトコルの伝送が可能
  • 新しいデバイスや将来のデバイスの中心的インタフェースとなる能力
  • 下位互換性
  • どちらの向きでも接続できる使いやすさ

USB Type-Cを製品に組み込むには、相互運用性とコンプライアンスを実現するために、いくつかの問題を解決しなければなりません。USB Type-Cでは、データ伝送の高速化、パワーの増加、機能の追加のために、コンプライアンステスト規格の数が増え、内容も複雑化しています。このため、テストの成功には、規格に準拠した高確度のテスト機器、ソフトウェア、フィクスチャが必要です。