ユニバーサル・カウンタを使用した迅速な周波数測定 | キーサイト

アプリケーションノート

はじめに

ユニバーサル・カウンタをベンチと自動テスト・システムのどちらで使用する場合でも、できるだけ短い時間でデータを取得する必要がありますが、このデータ取得プロセスを短縮するためにできることがいくつかあります。現在のカウンタでは、フロント・パネルに表示されるヒストグラムやトレンド・チャートなどの機能を使用して、デザインを詳細に解析したり、ベンチでテスト結果を取得する作業を短時間で行うことができます。バス速度が高速になってテスト・システムのスループットが向上したほか、内蔵機能は分解能の桁数が増えて処理時間も短くなっています。水晶発振器のデザインやテスト、セラミック共振子のテスト、データ通信システムのテスト、レーダの検証テストなど、さまざまな分野で、迅速な周波数測定と時間測定が重要になっています。この測定のヒントでは、ユニバーサル・カウンタを使用した周波数測定と時間測定を迅速に行うためのテクニックをいくつか取り上げます。

スナップショット:水晶発振器のテスト

ある大手の水晶発振器メーカが製品ラインの拡大を目指し、テストのスループットを向上させたいと考えていました。このメーカには、それぞれに複数のシングル・チャネル・カウンタを搭載したテスト・ステーションが多数あります。カウンタごとに2つのチャネルがあるキーサイトの53230Aユニバーサル周波数カウンタ/タイマを使用することによって、テスト・エンジニアはシングル・チャネルではなく、カウンタ毎の2つのチャネルを使用してパラレル・テストを行い、各テスト・ステーションで2倍を超えるテスト・スループットを実現しました。また、必要な桁数が得られる最も短いゲート時間を選択したほか、自動レベル設定、フロント・パネル表示、データ転送に適切な設定を使用して、さらにスループットを向上させています。