低価格と高性能のバランス

マルチプロトコルラベルスイッチング (MPLS) やメトロイーサネットなど、現在の広域ネットワーク(WAN)サービスは、高価な上に設定や変更が容易ではありません。 ソフトウェア定義ネットワーキング (SD-WAN)は、専用リンクの代わりに公共インターネット上でのコネクティビィティと複数のMPLS、LTE、ブロードバンドサービスにまたがるロードバランスを実現します。 新しいSDN-WANサービスが、ネットワーク運用において、コストの節約、迅速な展開、効率的なロードバランス、性能の向上といった期待を満足していることを確実にするには、検証が重要です。

SD-WAN
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ハイブリッドWanにはレイテンシーテストが重要

ハイブリッドのネットワークインフラにおいて、SD-WANソリューションは、企業レベルの性能と可用性を確保するために、MPLSまたはインターネットリンク上のアプリケーションのトラフィックをパケット単位で動的に制御する必要があります。 このWANトラフィックのレイテンシーを測定することは、高性能を確保する上で重要となってきます。 しかし、正確なレイテンシー測定には、正確で同期したクロックが必要です。

この問題を解決するには、当社のメトロノーム・タイミングシステムを使用して、IxNetworkのソースポートとIxNetworkの受信ポートを時間的に同期させます。 メトロノームは、地理的に離れた2台のメトロノーム装置が、当社のハードウェアに同時刻を入力するようGPSによる時刻入力に依存しています。 IxNetworkとメトロノーム・タイミングシステムの組み合わせは、SD-WANの検証エンジニアにとって最適なツールです。

SD-WANルーティングの複雑性を管理

SD-WANゲートウェイに搭載されたルーティング機能により、SD-WANをオーバーレイモードで運用することができます。 エッジにルーターがあり、そのルーターのLAN側にSD-WAN機器を配置するケースもあります。 あるいは、ルーティング・インテリジェンスを備えた統合デバイスの場合もあります。 SD-WANゲートウェイは、MPLSトンネルやブロードバンドコネクションを介したサイト間の通信を実現するために、オーバーレイ・ネットワークにルーティングインテリジェンスを組み込む必要があります。 またホストの通信のために、カスタマーサイトのエンドポイント情報がオーバーレイネットワークを通過する必要があります。 このような環境でルーティング機能を確保するには、IxNetworkのような多角的な検証ができるテストシステムが必要です:
  1. WAN上でのOSPFまたはBGPセッションの確立
  2. OSPFやBGPを介したネットワークからリアルタイムにルートを学習
  3. LAN側の変更に対して、WAN上でルートをアドバタイズ
  4. ルートのフィルタリングを選択
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