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DAQデータロガーを用いた実際のデザイン検証手順 | キーサイト

ホワイトペーパー

デザイン検証とは?

製品開発ライフサイクルの過程で、製品デザイナーは規定された厳格なデザインプロセス管理を通過しなければなりません。このプロセスにはデザイン検証が必要です。多くの場合、デザイン検証プロセスは1つですが、膨大なテスト手法の組み合わせを繰り返すことがあります。デザイン検証では、製品に組み込まれたデザイン入力を確認し、その入力によるデザイン出力が定義された入力を反映して適正に実現されているかどうかを判断します。具体的には何を行うのでしょうか?

デザイン検証の例を以下に示します。

  • ある製品が10,000Vの静電放電(ESD)に耐えられるようにデザインされています。この場合、デザイン入力によってESDサプレッサーとI/O保護回路が追加されています。デザイン検証により高電圧を生じさせ、製品がそれに耐えられるかどうかを特定します。
  • ある製品が55℃で動作するようにデザインされています。デザイン入力には放熱フィンと排気ファンのほか、非常に効率の高いコンポーネントが含まれている場合があります。デザイン検証では、製品を最大能力で動作させながら、非常に高温で製品のホットスポットをモニターします。

製品開発中のデザイン検証作業の種類

製品開発ライフサイクルにはいくつかの主要な段階があります。すべての段階を通して、エンジニアや製品デザイナーはデザイン検証作業を行い、製品開発がプランや目的に適合していることを確認します。

多くの製品開発作業では、何らかの電子計測が必要になります。温度、湿度、圧力、振動などの物理特性をモニターする場合もあります。電圧、電流、抵抗、容量などの電気特性を確認しながら、物理特性と電気特性の組み合わせを同時にトラッキングする場合もあります。

図1に、製品開発ライフサイクルのさまざまな段階におけるデザイン検証作業を示します。コンセプト段階では、可能性のある製品のコンセプトを検討します。デザイン検証出力は、紙の上、または、CADによるシミュレーション上に現れます。調査段階では、さまざまな電気ブレッドボードの機能ブロックデザイン、ソフトプリント機械部品、重要コンポーネントを評価します。この段階では、機能ブロックデザインの基本的な電源オンテスト、デザインのトラブルシューティング、デザインが目的に適合しているかどうかのテストを実行する必要があります。デザインの一部と複数の重要なコンポーネントを評価することもあります。これらにはすべて、非常に多目的な測定器が必要になります。設定が簡単で、多くの種類の信号を測定できるものが必要です。

 

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