- SystemVueのコア環境を使用したシステムレベルの汎用モデリングおよびデザイン
- 送受信機デザインのRFシステムアーキテクチャーのサポート
- データフロー/RFシステムシミュレータの各ドメインにおけるフェーズドアレイ/ビームフォーミングのサポート、およびRF、デジタル、ハイブリッド・ビームフォーミング・アーキテクチャーを評価するための2つのシミュレーションドメイン間のリンク
W1467 SystemVue Array Architectバンドルは、5G通信、レーダー/EW通信、衛星通信のシステム設計者が、RF、デジタル、ハイブリッド・ビームフォーミング・アーキテクチャーを含むフェーズドアレイ/ビームフォーミングサブシステムを評価するのに不可欠なツールを提供します。 ビーム全体の品質、サイドローブレベル、実効放射電力に対して、RFの非線形性/雑音の影響、利得/位相の量子化誤差、さらにモンテカルロ法による各パラメータのばらつきの影響を検討できます。 アダプティブビームフォーミングのアルゴリズムを含む動的なシステムレベルのシナリオもサポートしています。
W1467の対象者
- フェーズドアレイのベースバンドビームフォーミングまたはRFビームフォーミングに取り組むシステム設計者。
- 衛星(宇宙)などの通信の設計者。
- W1719 RFシステム・デザイン・キット(Spectrasys)をすでにお使いの場合は、必要に応じてこのバンドルにアップグレードできます。
- W1461 SystemVue Comms ArchitectおよびW1464 SystemVue RF System Architectバンドルをすでにお使いの場合は、必要に応じてW1467 SystemVue Array Architectバンドルにアップグレードできます。
図1.W1467バンドルでは、RFシミュレーションとデータフローシミュレーションの両方のレベルで、フェーズドアレイの解析と汎用システムの設計を行えます。 多くのSystemVueユーザーを対象としたアップグレードパスです。
あらゆるサイズ/構成のフェーズド・アレイ・アンテナ・デザイン
W1720EP/ETを使用すれば、あらゆるサイズ/構成のフェーズド・アレイ・アンテナのデザイン/調整が可能になります。
- アレイのサイズ/構成の定義
- 必要なビーム方向の設定
- 遠方界ビームの測定
- デザインの調整
4x4 URA 15.52dBi 26.3° |
8x8 URA 22.75dBi 12.9° |
16x16 URA 28.9dBi 6.4° |
50x50 URA 38.88dBi 2.0° |
100x100 URA 44.89dBi 1.0° |
図2. 100x100素子のアンテナアレイを1分以内にシミュレートできます。
*ユニフォーム方形アレイアンテナ(URA)は、規則的な2次元格子上に配置されたアンテナで構成されています。
** 完全無指向を基準にしたデシベル値(dBi)は、完全無指向アンテナを基準にしたときのアンテナシステムの利得を定義するのに使用されます。
ユニフォームリニア 4G基地局、車載レーダー |
ユニフォーム方形型 衛星通信、5G、レーダー、汎用 |
六角型 衛星通信、5G、レーダー、汎用 |
円形型 携帯アプリケーション |
3次元/コンフォーマル型 180 °を超えるカバレージ |
図3. アレイ構成はパラメータで簡単に定義できます。コンフォーマルアレイは、X、Y、Z座標と各素子の回転角度によって定義されます。
フェーズド・アレイ・アンテナ・デザイン
W1720EP/ETを使用すれば、実際のハードウェア実装用にフェーズド・アレイ・アンテナを調整できます。
- 振幅テーパー
- 素子のパターン/結合
- 位相/振幅の量子化誤差
- ランダムな位相/振幅エラー
図4. サイドローブの縮小とメインローブの拡大に対する振幅テーパーの影響。アンプの利得圧縮によって生じる振幅テーパーと位相歪みの影響の解析が可能。
図5. デジタル位相シフタ/アッテネータにおけるランダムまたは量子化の際の位相/振幅エラーの影響。
図6. 素子またはアレイ・システム・チェーンのバジェット解析によってシステムの性能劣化の原因となるコンポーネントを特定することで、ハードウェア実装のためのコンポーネントの適切な仕様化が可能。
図7. 安定したフェーズドアレイ動作を実現するためのモンテカルロランダム(またはユーザー指定素子障害)解析と広帯域Squinting解析が可能。
図8. アンテナ素子の偏波の状態およびアレイ放射偏波に対する影響を解析可能。アンチジャミングおよびアンテナダイバーシティーの偏波不整合の定量化が可能。
図9. FCCコンプライアンスで規定されている空間放射スプリアス相互変調、近接アンテナやマルチモード通信レーダーのAESA動作による干渉の解析が可能。
図10. ハードウェアに実装するコンポーネントを短時間で評価するために、市販の位相シフタ、アッテネータ、アンプ、ミキサーのSパラメータ、Xパラメータ、Sysパラメータを利用可能。
構成
[オプション&アクセサリ]タブをクリックして以下の製品の詳細をご確認ください。
SystemVue System Array Architectの内容
- W1461 SystemVue Comms Architect
- W1719 RFシステム・デザイン・キット
- W1720フェーズド・アレイ・ビームフォーミング・キット
SystemVueのすべての構成を見るには下のリンク先を参照してください。