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PathWaveデバイスモデリング(IC-CAP)2020 Update 2.0
Highlights
PathWaveデバイスモデリング(IC-CAP) 2020 Update 2.0の新機能
- 拡張LSYNCが、DC/CV/SパラメータシミュレーションのV/I入力温度に対応 ‐ PathWave Advanced Design System(ADS)およびELDOで表データをインポート/シミュレート可能
- Keysight I/Oライブラリスイート2020がLINUXをサポート
- CMOSモデリングパッケージのアップグレード ‐ モデルバージョンのアップデートおよびバグ修正
- パルスド/DC IVおよびSパラメータの新しいインポート ‐ 新しいPython APIモジュールにより、パルスドIVおよびSパラメータのMaury/AMCAD出力データフォーマット(.mesおよび.mps)用インポートが可能
- CadenceのSpectreライブラリファイルを新たにサポート ‐ Spectreライブラリファイルのロードおよびブラウズ、モデルカードの選択、IC-CAPの回路図ページへのインポートが可能(実験段階の機能)
- 新しいDC動作ポイントデータのシミュレーション(ADS) ‐ 新しい出力タイプとして‘O’が追加され、ADSシミュレータからDC動作ポイントパラメータを読み込み可能(実験段階の機能)
- バグ修正および性能拡張 – 新しい修正だけでなく、IC-CAP 2020 Update 1.0および1.1で出荷された前の修正も含む
PathWaveデバイスモデリング(IC-CAP)2020 Update 2.0がリリースされました!
上の[トライアル&ライセンス]タブをクリックしてから、[詳細&ダウンロード]ボタンをクリックして最新ソフトウェアをダウンロードしてください。
Description
PathWaveデバイスモデリング(IC-CAP)2020 Update 2.0では、パルスドI-VやSパラメータなどの表データを容易にインポート/シミュレートできるようになり、柔軟性が向上します。測定データは、多くの場合、別の組織から提供され、通常、表のような形式(.csv)をとります。新しいLSYNC入力は、表データを直接、IC-CAP LIST/LSYNC入出力に読み込めるので、対応するセットアップをADSとモデリングで容易にシミュレートできます。
上で概説した新しいLSYNC機能の具体的な例として、本リリースではGaNおよびGaAsモデリングのようなIII-V FETモデリングを直接サポートします。そのため、新しいPythonベースのインタフェースを装備し、MauryのAMCADパルスドシステム測定データを読み込めるようにしています。数回クリックするだけで、MauryのDC IV(.mes)およびSパラメータ(.mps)ファイルを容易にロードできます。これにより、IdVds対Vgなどの一般的なDC IVトレースで曲線のポイント数やVdポイント数が異なっても、シミュレーションやビジュアリゼーションができるようになります。
PATHWAVEデバイスモデリング(IC-CAP) 2020 UPDATE 1.0の新機能
新しいLSYNCおよびパルスドIVのインポート
図1は、新しいLSYNCを使用したセットアップの[測定/シミュレート]タブページです。この入力は、Maury DC IVパルスドファイル(.mes)をインポートして作成したものです。新しいタイプのLYNC入力である‘vg_pulse’は、その元の掃引であるvd_pulseに同期しています。セットアップは単純に見えますが、表に提供されているロード済みのI-Vは複雑です。これを、図2でId-Vd対Vgによって示します。各曲線のサイズは異なります。マーカーと凡例により、2次掃引であるvg_pulseに関する想定される情報が示されます。
図 1. 新しいLSYNCを使用したセットアップの[測定/シミュレート]タブページの例。
図 2. 矩形ではないデータディスプレイに対応。
CMOSモデリングパッケージのアップグレード
以下のCMOSパッケージがアップデートされています。
- BSIMSOIモデルのバージョン4.6.0/4.6.1へのアップデート
- HiSIM_HVモデルのバージョン2.40へのアップデート
- HiSIM2モデルのバージョン3.0.0へのアップデート
- PSPモデルのバージョン103.5/103.6へのアップデート
実験段階の機能
モデルカードをCadence spectre(.scs)ライブラリファイルからインポートできます。ユーザーは、ファイルのロードとファイル構造のブラウズを行って、IC-CAPの回路図ページにロードするモデルカードを選択できます。カードをロードする前に、ダイアログで、追加するインスタンスラインを定義することもできます。図3は、新しいライブラリ解析ダイアログの外観の例です。IC-CAPでのモデリング後、修正されたモデルカードは、新バージョンのライブラリに保存できます。この機能により、効率が向上し、誤りの原因になる手作業による編集を回避できます。
図 3. Spectreライブラリの.scsファイルのブラウズと、新しいライブラリインポーターを使ってインポートするモデルカードの選択。
別の実験段階の機能に、ADSシミュレータによるDC動作ポイントパラメータのシミュレート/表示機能があります。新しい出力タイプである‘O’により、ユーザーはDC動作ポイントを定義できます。DC動作ポイントパラメータの使用の可否と名称付けはモデルに依存するため、特定のモデル用のADSマニュアルで、使用可能なパラメータのリストを確認する必要があります。
実験段階の機能はデフォルトではオフです。これをオンにする方法についてはドキュメントを参照してください。
IC-CAPの試用
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