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50Ω-75Ωデバイスを測定するためのアダプタ除去校正方法

以下にこの測定を行うための2つの方法を示します。いずれの方法でも50Ω-75Ωアダプタを、アダプタ除去手法として利用できます。

  • 最初の方法「方法1」では50Ω-75Ωメカニカル・アダプタを、除去するアダプタとして用います。このメカニカル・アダプタはKeysightの部品番号1250-0597です。
  • 2番目の方法「方法2」では50Ω-70Ω最小ロス・パッドを、除去するアダプタとして利用します。この最小ロス・パッドはKeysightの部品番号11852Bオプション004です。

いずれの方法についても、以下の手順を適用します。

警告!
50Ω N型コネクタを75Ω N型コネクタと絶対に直接接続しないでください。N型50ΩとN型75Ωコネクタの物理的な構造のために、相互接続すると必ず問題が生じます。

不注意で50Ω N型(オス)コネクタと75Ω N型(メス)コネクタを接続した場合、75Ω N型(メス)ピンが永久的に損傷します。

逆に、75Ω N型(オス)コネクタと50Ω N型(メス)コネクタを接続した場合、機械的な接続にはなりません。損傷はないはずです。しかし、機械的な互換性の欠如のために、RFエネルギーが接続間で「結合」します。

50Ωおよび75Ω N型のオス/メス・コネクタには図1に示すようなものがあります。

AMER_9_WN_1

50Ω N型(オス)コネクタと接続し、損傷を受けた75Ω N型(メス)コネクタの状態を図2に示します。

AMER_9_WN_2

接続:

  • 11857D 7mm - 7mmテスト・ポート・ケーブルを8753ESネットワーク・アナライザのポート2に接続します(これはKeysight 11857Dテスト・ポート・ケーブル・ペアの1つのアセンブリです)。
  • 次に7mm N型50Ω(オス)アダプタを7mmケーブル・アセンブリの端に取り付けます。

AMER_9_WN_3

  • 85032B校正キット(N型50Ω)を使ってフル2ポート校正を実行します。
  • この校正を3.5インチ内蔵フロッピー・ディスクに保存します。
  • 11852Bオプション004最小ロス・パッドを下記のようにポート1アダプタに戻します(下図を参照):

AMER_9_WN_4

  • 85036B校正キット(N型75Ω)を使ってフル2ポート校正を実行します。
  • この校正を前のステップで使用した3.5インチ内蔵フロッピー・ディスクに保存します。
  • 前述のアダプタに、標準の(オプション004ではない)50-75Ω最小ロス・パッドを接続します。
  • 8753ESのポート1に直接、7mm-N型 50Ω(メス)アダプタ(Keysight部品番号: 1524Aまたは85054-60001)を取り付けます。

AMER_9_WN_5

注記: 被試験デバイス(DUT)は別のKeysight 11852B 50Ω-75Ω最小ロス・パッドです。

アダプタ除去校正の手順:

  • 50Ω-75Ωアダプタを上記(接続のセクション)で構成されたケーブル/アダプタ・アセンブリに接続します。注記: 方法1(メカニカル・アダプタ使用)を使用する場合は このアダプタに139psの遅延が生じます。方法2(最小ロス・パッド)を使用する場合は216psの遅延が生じます。
  • アナライザのフロント・パネル・キーを使ってCAL、MORE、ADAPTER REMOVAL、RECALL CAL SETSを選択し、内蔵フロッピー・ディスクのファイル・セレクション・リストから最初に保存した校正キットを選択(ハイライト)してRECALL CAL PORT 1を実行し、同様に2番目に保存した校正キットを選択(ハイライト)してRECALL CAL PORT 2を実行し、RETURN、ADAPTER DELAY(使用したアダプタの遅延を入力します。1250-0597メカニカル・アダプタの場合は139psを、11852B最小ロス・パッドの場合は216psを入力します)、REMOVE ADAPTERを選択します。

結果:

メカニカル・アダプタ(方法1)および11852B最小ロス・パッド(方法2)のいずれをアダプタとして使用した場合も、良好な測定結果が得られます。S11およびS22のリターン・ロス測定は2GHzのストップ周波数でワースト・ケースがおよそ36dBでした。