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アプリケーションノート
概要
従来、最適な温度センサーを取り付ける位置を見つけるには、設計の知識か直感にたよるしかありませんでした。例えば、設計者が温度センサー を取り付ける際に、最適な場所を単純に推測する、ということはまれではありません。しかし、より簡単にもっと正確な方法があったとしたら どうでしょうか？また、迅速な試験を通じて設計知識を補間し、しかも直感的でない現実的な方法があったとしたらどうでしょうか？ 以下のテストチャレンジは、キーサイトのデータロガー 34970A/34972Aや赤外線サーモグラフィ U5855Aがどのように温度測定についてより 素早く、よりよい洞察を得られるかについて説明しています。
試作機の温度特性評価
あなたは研究開発のエンジニアで、ちょうど試作機を作成したところです。すべてが設計通りに動作しました。しかし、使用部品が通常使用において異常な 熱を持たないか確かめるために設計した試作機の温度特性が必要です。設計メ モを見ながら、理論的に最も電力を消費する部位を確認し、異常が発生する可 能性のある場所を特定することはできますが、予想外の割合で電力を消費して いるような設計不良は発見できないかもしれません。U5855A TrueIRサーモグラ フィはこれらの問題を迅速に見つけ出すことができます。そして、異なる方法 として、60個までの熱電対を34970A/34972Aデータロガーシステムに結線して、 試作機の温度特性をとることもできます。
長期間に渡る建物診断
長期間に渡る建物の診断は、また難しい課題といえます。建物の土台が沈下した後に、構造物や断熱材の隙間が発生するかもしれません。そのような問題は 冷暖房のコストを上げ、より悪い場合には構造欠陥にまで至る可能性もあります。これらの長期間の変化の特性を得るのに、先進的な政府や建築業者は、今や、 建物の温度をモニターしています。U5855A TrueIRサーモグラフィを使用し、初期の点検で、問題部分を容易に見つけ出すことができます。一度問題点を見つけ出せば、34972AデータロガーのLAN機能を使用して、温度センサーネットワークの設定をし、長期間、遠隔地から温度特性をモニターすることができます。
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