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MBP 2013.01 -- 製品リリース
Highlights
モデル・ビルダ・プログラム(MBP)2013.01の新機能/アップデート機能
- モデリング・データ・フローの統合 - Keysightのデバイス・モデリング・プラットフォームへのモデリング・データ・フローの統合を実現
- SOPモデリングの機能強化 - 「Model Reviewer」と呼ばれる新機能により、チーム環境の標準操作手順(SOP)のモデリングが可能
- 回路ベースのモデル抽出 - トランジェント解析のサポートにより、回路ベースのモデル抽出が可能
- GUIベースのカスタム・モデル抽出環境 - モデル抽出フローの使いやすさが向上
- 内蔵の主成分分析(PCA) - バラツキのモデリングで業界で最も完全なソリューションの一部
Description
MBP 2013.01のご紹介
MBP 2013.01では、多くの新機能が追加され、MBPプラットフォームの機能が大幅に拡張されています。業界最高のシリコン・モデル抽出プラットフォームであるMBP 2013.01では、新たにリリースされたCMC標準モデルとそれらの最新バージョンを引き続きサポートします。
CMC標準モデル | サポート・モデル・バージョン |
---|---|
BSIM3v3 | 3.3、3.2 |
BSIM4 | 4.7、4.6.5、4.6.4、4.6.3、4.6.2、4.6.1、4.5、4.4、4.3 |
BSIM6 | Beta8b |
BSIM-CMG | 106.1、106.0、105.04、105.03、105.02 |
BSIMSOI | 4.4、4.3、4.2、4.1、4.0、3.2 |
HICUM L2 | 2.23 |
HiSIM2 | 2.6.1、2.6.0、2.5.1、2.5.0、2.4.3、2.4.1、2.4.0 |
HiSIM_HV | 2.0.0、1.2.2、1.2.1、1.2.0、1.1.2、1.1.0、1.0.2 |
MEXTRAM | 504.8 |
MOSVAR | 1.1.0 |
PSP | 103.1.1、103.0、102.3.4 |
R2 | 1.0 |
R3 | 1.0 |
BSIM-IMG | 101 |
TMI | 2.0.0 |
Verilog-A | 2.3(部分的) |
モデリング・データ・フローの統合
Keysightは、測定、モデル抽出からモデル検証まで、エンドツーエンドのシリコン・デバイスのターンキー・モデリング・フローを提供しています。MBP 2013.01では、あらゆる種類のデバイスのIC-CAP/WaferPro IV、CV、Sパラメータ・データ・ファイル(MDMファイル)をネイティブにサポートしています。明示的なデータ変換は不要です。さらに、MBP 2013.01では、IC-CAP/WaferPro SQL/SQLiteデータベースに記録されている測定データを問い合わせて直接ロードして、モデルを抽出することができます。
図1. モデリング・データ・フローの統合。
SOPモデリングの機能強化
「Model Reviewer」と呼ばれるMBP 2013.01の新機能を使用すれば、チーム環境におけるデバイス・モデリングのさまざまな側面(モデル抽出ポリシー、抽出環境のセットアップ、データの使用法、パラメータ・レンジの強制、再表示手順など)を統一することができます。モデリング・チーム内のモデルの品質や全体の効率を高めることができるだけでなく、モデリング・チームはユーザとの意思疎通を高め、プロジェクトのターンアラウンド・タイムを短縮することができます。
回路ベースのモデル抽出
回路ベースのモデル抽出に対する要求の高まりに対応するため、MBP 2013.01では、内蔵エンジンによるリング・オシレータなどのベンチマーク回路のトランジェント解析のサポートが追加されています。ユーザは、回路の指標(FOM)(リング・オシレータのステージ遅延、ダイナミック・パワー、漏洩電力など)に合わせて、NMOS/PMOSモデル・カードのモデル・パラメータを選択、調整、カスタマイズすることができます。
図2. 回路のFOM(漏れ電流や遅延時間)とリング・オシレータの供給電圧の関係。
GUIベースのカスタム・モデル抽出環境
MBP 2013.01では、新しいGUIベースのカスタム・モデル抽出環境で、グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を使用してオンザフライに抽出フローをカスタマイズすることができます。ユーザは、抽出手順を対話形式のGUIで動的に調整することができます。コード化やコンパイルは不要です。柔軟性の高い自動モデリング環境が提供されますが、最先端技術の場合など、通常は、中間の抽出結果により注意を払い、より技術的な判定を下す必要があります。
内蔵の主成分分析(PCA)
主成分分析は、バラツキのモデリングに広く用いられています。MBP 2013.01は、PCA機能を内蔵しています。この機能は、NMOSとPMOSの相関をサポートし、MBP内での完全なPCAベースのバラツキ・モデルの自動抽出フローを実現します。ステージごとのフロー実装により、抽出フローの各ステップを柔軟に微調整できます。MBPは、2010年以降BPV(Backward Propagation of Variance)ベースのモデリング手法をサポートすると同時に、業界で最も完全で広く用いられているバラツキ・モデリング・ソリューションを提供しています。
図3. N/P相関プロット。
MBP 2013.01のライセンス
MBP 2012.07からのアップグレードの場合は、既存のライセンス・ファイルが有効である限り使用し続けることができます。MBP 2012.07以前のバージョンからのアップグレードの場合、MBP 2013.01を正しく使用するためには、新しいライセンス・ファイルを申し込む必要があります。
Solarisの販売完了
以前お知らせしたように、Solaris(SUN OS)プラットフォームが販売完了となり、MBP 2013.01はLINUX Red HatおよびWindows®オペレーティング・システムのみをサポートします。
MBPの試用
MBPを実際に使ってみたいとお考えの場合は、EDA担当営業までお問い合わせください。
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