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EMPro 2011.11 製品リリース
Highlights
EMPro 2011.11では、以下の機能が新たに追加、強化されています。
- FEMパッシブ負荷：集中定数RLC負荷がFEMシミュレーションに含まれます。
- FEM 2次元ポート・ソルバ：ポート・モードと伝搬特性を迅速に解析できます。
- Genesysレイアウト・インポート：デザインをKeysight Genesysからインポートしてフル3次元シミュレーションを実行します。
- より高速なFEMシミュレーション：反復ソルバが2倍高速になります。
- ADSリンクの向上：Sパラメータの結果をADSスケマティック「emModel」コンポーネントとして直接エクスポートします。
- さまざまなユーザビリティの向上
Description
EMPro 2011.11の新機能
EMPro（Electromagnetic Professional）2011.11は、3次元モデルのデザインおよび解析を高速化する新しい機能を提供します。EMProを初めて使用される場合は、EMPro（Electromagnetic Professional）のメイン・ページをご覧ください。
FEMパッシブ負荷
ユーザ定義のRLCパッシブ負荷を、FEMシミュレーションに直接含めて整合や表面実装コンポーネントを表します。負荷は、EMセットアップ環境で定義され、一般的な直列および並列RLC回路で構成されています。この機能により、パッシブ負荷を考慮した正確な電磁界の結果を表示できます。
FEM 2次元ポート・ソルバ
高速2次元ポート・ソルバにより、ポート・モードおよび伝搬特性を迅速に解析できます。FEMシミュレーション・ポート・セットアップが簡素化されるので、より高次のモード、リファレンス・インピーダンス、最適インピーダンス・ライン配置を容易に決定できます。
Genesysレイアウトのインポート
Keysight Genesys 2012.01により初めて、レイアウト・デザインをEMProに直接エクスポートし、フル3次元周波数ドメインおよびタイム・ドメインEMシミュレーションを実行して、Sパラメータの結果をGenesysに戻して回路シミュレーションを実行することができるようになりました。
より高速なFEMシミュレーション
EMPro 2011.11は高速FEM反復ソルバを提供します。2011.07リリースで既に2倍高速化していますが、内部ポートを含むシミュレーションをさらに1.5倍～2倍高速化しました。Keysightは、シミュレーション・テクノロジーの継続的な高速化を行います。
ADSリンクの向上
Sパラメータの結果をCITIファイル/ADSデザイン・キット・ファイルとしてだけでなく、「emModel」コンポーネントとしてエクスポートでき、これにはADSスケマティック・シミュレーション内で容易に使用できるデータおよびスケマティック・シンボルが含まれています。
さらに向上したユーザビリティ
FEMシミュレーションに割り込みを行ったり、中間データを再利用して将来のシミュレーションを高速化することができます。また、シミュレーション進捗インジケータの表示の向上など、さまざまなUIの機能が拡張しています。
EMProをお試しになりたい場合は、キーサイトEDA担当営業までご相談ください。
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