概要
W1464 SystemVue RF System Architectは、通信システムの物理層(PHY)アーキテクチャーを担当するシステム設計者やアルゴリズム開発者のデザインと検証の手間を大幅に削減します。W1464は、コア環境のW1461 SystemVue Comms ArchitectにW1719 RFシステム・デザイン・キットを追加した製品バンドルです。W1719を追加することで、RFブロックとベースバンド信号処理の相互の影響をさらに正確に考慮可能になり、
よりアグレッシブなシステムパーティショニングが可能になり、システム全体の性能向上を実現できます。
W1464は、グラフィックブロック、MATLABスクリプトモデル、C++でのベースバンドモデリング、VHDL/Verilogシミュレータとのコ・シミュレーションをサポートしています。W1464は、RF Xパラメータモデル(Advanced Design System)やFast Circuit Envelope(FCE)モデル(GoldenGate)にも対応しているので、実装後のシステムレベルでのボトムアップ検証を迅速に行えます。SystemVueでは最新のテスト機器にも接続できるので、コンセプトからハードウェア検証まで、クロスドメインのモデルベース・デザイン・フローが実現します。
SystemVue 2016.08の新機能
- 周波数応答、PAEの計算、コンポーネントレベルの雑音温度のサポート
- Mini-Circuits社およびAnalog Devices社の"Sys-Parameters"ライブラリおよびXパラメータライブラリ
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新しいW1720 フェーズド・アレイ・ビームフォーミング・キット(オプション)との統合
W1464の対象者
- RFの影響をより詳細に考慮したい、システム設計者やC++/MATLABモデルの作成者
- 規格、変調、MATLABアルゴリズムを検討する必要のあるRFシステム設計者
- 4G/5G、レーダー、衛星通信などの広帯域信号フォーマットに関する開発や学術研究を行っている研究者
ベースバンド/RFのパーティショニングと統合
W1464 SystemVue RF System Architectは、ベースバンド/RFアーキテクチャーをモデル化、そのパフォーマンスを検証するのに最適な環境です。ベースバンド部門とRF部門は、進行中の作業を共通のプラットフォーム上で相互に把握することができます。W1464バンドルの機能の詳細については、W1461およびW1719の各ページを参照してください。
図1. W1464は変調波の影響までRFシステム・アーキテクチャー・ツール内に取り込むことがができるます。これにより、通信システム設計者は、例えば非線形性、位相雑音、フラットネスなどのRF的な特性が、システムに与えている影響を特定できます。
図2. W1719 RFシステム・デザイン・キットを使用すれば、アルゴリズム開発者やシステム設計者は、RFブロックに対する必要要件を把握したり、非戦形成など詳細なRF特性を取り込めます。
図3. W1464 SystemVue RF System Architectは、ベースバンドアルゴリズムとRFシステムアーキテクチャーの組み合わせにより、システム全体のより現実的な性能を確認できます。
構成
下の各項目をクリックすると、W1464 SystemVue RF System Architectの詳細な特長が表示されます。
SystemVue RF System Architectの内容
W1464をお持ちの場合は、以下のアドオン製品を必要に応じてご検討ください。
SystemVueのすべての構成を見るには、SystemVueの製品構造とオプションのまとめを参照してください。
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