﻿WEBVTT

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00:00:00.209 --> 00:00:02.544
オシロスコープは<c.red>一般的に</c>
電圧の測定に用います。

00:00:02.544 --> 00:00:06.715
しかし、電流も簡単に測定できることは
あまり知られていません。

00:00:09.301 --> 00:00:10.552
こんにちは、アリーです。

00:00:10.552 --> 00:00:13.639
オシロスコープで電流を測定する方法は、
いくつかあります。

00:00:13.639 --> 00:00:17.643
ひとつは、シャント抵抗の電圧降下
を測定し、オームの法則を使います

00:00:17.643 --> 00:00:21.063
この電圧と既知の抵抗を使って
電流を計算します。

00:00:21.063 --> 00:00:27.736
電流を測定する手早く良い方法ですが、
波形を理解するため暗算する必要があり、 もし波形を記録して他の人と 共有する場合

00:00:27.736 --> 00:00:30.614
混乱を招くかもしれません。

00:00:30.614 --> 00:00:32.532
使用するシャント抵抗次第では

00:00:32.532 --> 00:00:35.619
測定がさらに不確かに
なりかねません。

00:00:35.619 --> 00:00:38.163
より正確な測定には
電流プローブを使用してください。

00:00:38.163 --> 00:00:42.167
これを使えば、電流測定が
正確にオシロスコープに表示されます。

00:00:42.167 --> 00:00:43.752
計算も不要です。

00:00:43.752 --> 00:00:46.546
電流の測定が必要なシチュエーションは、
3つあります。

00:00:46.546 --> 00:00:51.051
超大電流、超低電流、そして
その中間の電流を扱う時です。

00:00:51.051 --> 00:00:55.055
いずれの場合も
異なる測定方法が必要になります。

00:00:55.055 --> 00:00:57.057
では、大電流の測定方法から
ご紹介しましょう。

00:00:57.057 --> 00:01:02.521
大電流とは、いわゆる何百、何千アンペアの
電流のことです。

00:01:02.521 --> 00:01:06.275
デバイスの立ち上がり、
もしくはスイッチング電源の切り替え時に

00:01:06.275 --> 00:01:08.610
このような電流によく遭遇します。

00:01:08.610 --> 00:01:11.571
ロゴスキーコイル電流プローブ
が大電流が測定できますが

00:01:11.571 --> 00:01:15.242
これは従来の金属核ではなく
空心を利用するからです。

00:01:15.242 --> 00:01:19.162
金属核を使う場合、電流が高くなりすぎて
飽和状態にならないか心配になります。

00:01:19.162 --> 00:01:21.248
空心だと、その心配は無用です。

00:01:21.248 --> 00:01:24.293
電流が検知されると
ロゴスキーコイルは電圧を生成します。

00:01:24.293 --> 00:01:27.713
これはコイルループに
囲まれた電流の

00:01:27.713 --> 00:01:30.674
変化の度合、もしくは
微分に比例したものです。

00:01:30.674 --> 00:01:33.760
そして電圧が積分されますが
これによりプローブが

00:01:33.760 --> 00:01:38.098
測定している入力電力に比例した
出力電圧を供給することができます。

00:01:38.098 --> 00:01:41.101
ロゴスキーコイルプローブが
エンジニアの注目を集めていますが

00:01:41.101 --> 00:01:42.728
理由はその使い易さにあります。

00:01:42.728 --> 00:01:45.856
プローブヘッドが柔軟で
曲げたり、テスト対象となる

00:01:45.856 --> 00:01:48.358
コンポーネントに巻き付けることが可能です。

00:01:48.358 --> 00:01:51.528
では中間レンジの電流
の測定方法をご紹介します。

00:01:51.528 --> 00:01:54.239
10 mAと30 Aの間としましょう。

00:01:54.239 --> 00:01:58.035
このタイプの測定にはほとんどのエンジニアが
クランプ型のプローブ、

00:01:58.035 --> 00:02:00.454
もしくは磁気コア電流プローブを使用します。

00:02:00.454 --> 00:02:03.832
クランプ型プローブは、
高周波デジタル回路、IC、電源の

00:02:03.832 --> 00:02:07.711
消費電流の測定によく使われます。

00:02:07.711 --> 00:02:10.088
このタイプのテストをする際、
重要なのは

00:02:10.088 --> 00:02:12.007
ローレベル測定を
正確に行うことです。

00:02:12.007 --> 00:02:15.260
つまり、高感度かつ、
低ノイズのプローブが必要になります。

00:02:15.260 --> 00:02:18.722
、クランプ型プローブの注目すべき点は、
大変使い勝手が良いことです。

00:02:18.722 --> 00:02:22.601
ただ導線をクランプするだけで
測定の準備ができます。

00:02:22.601 --> 00:02:25.312
その他の部品やアクセサリは要りません。

00:02:25.312 --> 00:02:29.691
これらのクランプ型の電流プローブには
ハイブリッドAC/DC測定技術が備わっています。

00:02:29.691 --> 00:02:32.319
つまり低周波DC成分を測定する
ホール効果要素と

00:02:32.319 --> 00:02:34.613
AC成分を測定する電流トランスの

00:02:34.613 --> 00:02:37.449
両方が備わっているんです。

00:02:37.449 --> 00:02:41.536
プローブが信号をブロックアウトする代わりに
信号のDCオフセットが起こる仕組みはわかりました。

00:02:41.536 --> 00:02:42.704
例を見てみましょう。

00:02:42.704 --> 00:02:47.084
チャネル1と２に接続している
異なるクランプ型電流プローブがあります。

00:02:47.084 --> 00:02:50.253
これらのプローブのベースラインノイズ
を見てみましょう。

00:02:50.253 --> 00:02:54.299
チャネル1には変換係数10：1の
古いキーサイトのプローブを接続しています。

00:02:54.299 --> 00:02:58.845
これでは垂直軸設定で10 ｍA/DIVまでしか
下げることができません。

00:02:58.845 --> 00:03:02.099
ローレベル電流測定には
あまり十分ではありません。

00:03:02.099 --> 00:03:06.478
しかしチャネル２では
1 ｍA/DIVまで下げることができます。

00:03:09.272 --> 00:03:13.860
このような高感度機能が備わっていれば
ローレベル電流をはるかに高確度に測定できます。

00:03:13.860 --> 00:03:18.365
また両プローブのベースラインノイズを比較するため
ピークツーピーク測定を設定しました。

00:03:18.365 --> 00:03:21.034
チャネル２のプローブが
チャネル１のプローブより

00:03:21.034 --> 00:03:24.663
5～6倍少ないノイズを
出していることがわかります。

00:03:24.663 --> 00:03:26.957
この感度の向上と
低ノイズにより

00:03:26.957 --> 00:03:29.501
より精度の高い測定を
実現できます。

00:03:29.501 --> 00:03:31.837
クランプ型電流プローブを使う際、

00:03:31.837 --> 00:03:34.172
必要な測定に適した
ノイズレベル

00:03:34.172 --> 00:03:35.715
のものを選んでください。

00:03:35.715 --> 00:03:38.593
このことは信号の詳細を重視されるなら
特に重要です。

00:03:38.593 --> 00:03:39.928
例を見てみましょう。

00:03:39.928 --> 00:03:43.014
画面に表示されているような
CANバスなどを扱っている場合、

00:03:43.014 --> 00:03:45.767
電流プローブのノイズレベルが

00:03:45.767 --> 00:03:47.561
測定に影響を与えてることがわかります。

00:03:47.561 --> 00:03:49.521
チャネル１の古い電流プローブだと

00:03:49.521 --> 00:03:52.524
このCANバスの
エッジ交差がぼやけて表示されますが

00:03:52.524 --> 00:03:54.526
チャネル2の新しいプローブだと

00:03:54.526 --> 00:03:58.196
すべてのビットが明瞭に表示され、
より正確な測定ができます。

00:03:58.196 --> 00:04:01.074
一般に、クランプ型電流プローブの
帯域幅はあまり広くありません。

00:04:01.074 --> 00:04:04.953
しかしチャネル２の電流プローブ、
N7026Aは、

00:04:04.953 --> 00:04:08.123
利用できる帯域幅が最高150 MHz
のプローブです。

00:04:08.123 --> 00:04:10.542
3種類目の電流測定
は低電流です。

00:04:10.542 --> 00:04:14.045
低電流というのは
マイクロアンペアからアンペアレンジを指します。

00:04:14.045 --> 00:04:17.299
このようなローレベル電流の測定が
必要になるのは

00:04:17.299 --> 00:04:20.594
バッテリー駆動のデバイス、
充電デバイス、メモリチップのテスト時です。

00:04:20.594 --> 00:04:24.681
エンジニアは、デバイスのバッテリー寿命を
最大化する方法を常に模索しています。

00:04:24.681 --> 00:04:29.352
そのためには消費電力を最適化できるよう
デバイスを低電流の状態で

00:04:29.352 --> 00:04:31.605
正確にテストする必要があります。

00:04:31.605 --> 00:04:35.025
このレベルの感度を得るために
高感度電流プローブを使いましょう。

00:04:35.025 --> 00:04:38.361
非常に小さなノイズで
このような低信号を測定し

00:04:38.361 --> 00:04:42.365
かつ入力信号をカバーする
高ダイナミックレンジを維持します。

00:04:42.365 --> 00:04:44.743
例をお見せしましょう。
チャネル2には

00:04:44.743 --> 00:04:47.287
先ほど使った
クランプ型電流プローブがあります。

00:04:47.287 --> 00:04:49.956
チャネル3には
高感度電流プローブを接続しています。

00:04:49.956 --> 00:04:52.626
いま測定している真の信号は6 mAです。

00:04:52.626 --> 00:04:56.087
この高感度電流プローブでも
ほとんど同じ値が出ています。

00:04:56.087 --> 00:04:59.007
というのもプローブが信号に乗っているノイズを
ほとんど拾わないからです。

00:04:59.007 --> 00:05:03.011
これらの高感度電流プローブは、
サブ回路を特性評価するため

00:05:03.011 --> 00:05:04.846
DUT内の電流フローを測定できるよう
最適化されています。

00:05:04.846 --> 00:05:07.933
これにより大きな信号と
高速で広いダイナミックレンジの

00:05:07.933 --> 00:05:10.769
電流波形の詳細の両方
を見ることができます。

00:05:10.769 --> 00:05:12.479
電流のテストではたびたび

00:05:12.479 --> 00:05:15.023
先ほどのような
大きな電流の解析の一方で、

00:05:15.023 --> 00:05:17.567
低電流の測定も
する必要があります。

00:05:17.567 --> 00:05:19.361
これを可能にするために
2つオプションがあります。

00:05:19.361 --> 00:05:21.530
まず信号を二重にプローブすること。

00:05:21.530 --> 00:05:25.158
でもこのやり方だとプローブの負荷も
倍になり、信号が不正確に表示されてしまいます。

00:05:25.158 --> 00:05:29.162
他にはこのような
2チャネル高感度電流プローブを使うことです。

00:05:29.162 --> 00:05:32.165
正確な電流の測定は
正しいプローブを使うことから始まります。

00:05:32.165 --> 00:05:35.377
測定に適したプローブの選び方の
詳細については

00:05:35.377 --> 00:05:37.337
リンクにある
セレクションガイドをご確認ください。

00:05:37.337 --> 00:05:38.880
プロービングに関する
リソースをさらにご覧になりたい方は

00:05:38.880 --> 00:05:41.591
リンクからプローブ・トレーニング・キット
のダウンロード、

00:05:41.591 --> 00:05:44.177
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00:05:44.177 --> 00:05:46.721
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次回またお会いしましょう。