Column Control DTX
Keysight Technologies 材料測定：プリント基板材料

Keysight Technologies 材料測定：プリント基板材料

アプリケーションノート

概要

プリント基板材料の開発と品質保証には、比誘電率（誘電定数：Dk）、誘電ロスタンジェント（損失係数：Df）などの誘電特性の測定が不可欠です。これまで、民生用プリント基板材料の誘電特性は、1 MHz、1 GHzなど、比較的低い周波数でテストされていました。移動体ハンドセット、PC、タブレットデバイスのデータ転送速度の高速化に伴い、必要な測定周波数の範囲は、拡大を続けています。例えば、無線通信デバイスのプリント基板材料は、1 GHz ～ 10 GHzの周波数範囲の周波数ポイントでテストされています。

問題

デジタル信号の伝送損失を小さく抑えるには、プリント基板材料の誘電ロスタンジェントが低くなければなりません。したがって、低損失材料（Dfが約10－3）に対して正確な誘電特性が測定できるシステムが必要です。通常、誘電特性の値は周波数に依存するため、プリント基板材料の品質を評価するには、誘電特性を複数の周波数ポイントで測定する必要があります。

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